「Creepy Nutsのオールナイトニッポンpresents日本語ラップ紹介ライブin大阪城野音」(※提供写真) 画像 6/8
最後のゲストはCreepy Nutsが「レジェンド」と崇めるSHINGO★西成。「彼の楽曲を聞くだけで、自分の生まれた場所の言語はこんなにかっこよかったのかと思わされる」とR-指定が絶賛する理由は、関西弁で語り掛けてくるラップが心に染みることから。
新潟出身のDJ松永も「神社のような存在」「会ったら泣いてしまいそうになる」と存在自体に感動すると話す。
SHINGO★西成は、HIPHOPを通して前を向くことの大切さや地元への愛を教えてくれる楽曲
「白目」「独立記念日」「うしろきいつけや」「かかってこんかい」を立て続けに歌い上げる中で「R、お帰り!」とR-指定に対するメッセージを送ったり、タオルを使ってリスナーと交流を楽しんだりと、会場のボルテージをさらに上げていく。
また、Creepy Nuts を結成する前にR-指定が初めて発売した1stアルバム「セカンドオピニオン」(2014年)内でSHINGO★西成とfeat.した「灯取虫~ヒトリムシ~」もコラボレーション。
等身大の思いをストレートに伝え背中を押される楽曲に続くように、再びSHINGO★西成のソロで「ここから…いまから」、そして「Everything」と「ありがとう」のアカペラを続けて披露。そして大阪アンセムともいうべき「大阪UP」でステージを締めくくった。SHINGO★西成のステージを見て、「もう(泣きそうで)やばい」と感情の高ぶりを感じたDJ松永。R-指定も「歌っている最中に泣いてしまいそうで、SHINGOさんの方を見れなかった」と一緒に歌唱しての感想を語った。
「Creepy Nutsのオールナイトニッポンpresents日本語ラップ紹介ライブin大阪城野音」(※提供写真) 画像 7/8
「なんかもう締まる空気になってしまった(笑)」としんみりした雰囲気に包まれるも、Creepy Nutsにとっての本番はここから。ちょうど日が暮れてきたところで「よふかしのうた」を披露。
DJ松永の世界一のDJが活きる間奏で、リスナーの盛り上がりは最高潮に。その勢いのまま、新曲「堕天」をライブ初披露。ジャズテイストのクールなトラックに乗せて、人が恋に堕ちていくような、抗えず何かにハマっていく人間の感情を描いたキラーチューン。リハーサルで松永に「『堕天』やっとく?」と言われ、急遽決まった選曲だったのだが「ラッパーは断れない」とR-指定はラッパー魂を語り始める。
「Creepy Nutsのオールナイトニッポンpresents日本語ラップ紹介ライブin大阪城野音」(※提供写真) 画像 8/8
そんな魂を持ったレジェンドラッパーたちが集まった同イベント。R-指定は少し感極まった様子で改めて開催できた感謝を語り、「10年前の自分に(いずれこんなイベントを開催できることを)伝えてあげたい。のびしろがあるということだから」というMCで、次の楽曲「のびしろ」へと進む。さらに、すべての人に贈る応援歌「かつて天才だった俺たちへ」、そして、2人にとって大切な楽曲「Bad Orangez」をリスナーの手拍子に乗せて歌い上げ、全てのステージパフォーマンスを終えた。
エンディングでは、この日のゲストがステージに集結。全員が「最高!」と感想を語ったイベントは、『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』でお馴染みの挨拶「ここまでのお相手は、
Creepy NutsのR-指定と」「俺(DJ松永)」で幕を閉じた。