2019.03.17 公開
【ライブレポート】Nulbarich、多幸感で包み込むステージで全7曲を披露!<ビクターロック祭り2019>

Nulbarich 「ビクターロック祭り2019」Photo by Rui Hashimoto(SOUND SHOOTER)  画像 1/1

株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(以下ビクター)が主催するロックフェスティバル「ビクターロック祭り2019」が、2019年3月16日(土)に幕張メッセ国際展示場9〜11ホールで開催された。

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ニュー・アルバム『Blank Envelope』を2月6日にリリース、3月31日からそのツアーが始まるNulbarich。『Blank Envelope』からは「VOICE」と「Kiss You Back」の2曲、それ以前の代表曲が5曲、というセットリストだった。

サウンドチェックの段階から「音いいなあ」とつくづく感心しながら聴いていたが、本編の1曲目「It's Who We Are」が始まるとその感心が鳥肌に変わって全身を覆うような感覚に陥る。1曲終わるたびに周囲から「かっこいいねー」「すごいいいねー」と、初めて観るらしき人たちの感嘆の声がきこえる。よくわかります、何度か観ていてもこうして鳥肌立っているわけなので。
「よかったら一緒に歌ってください」とJQが呼びかけた「On and On」では、オーディエンス、「On and On!」コールで応える。そして続く「Kiss You Back」では、サビですさまじい多幸感がステージから降ってきて、フロアを覆い尽くす。すごい。耳の贅沢。曲終わりの拍手と歓声、それまでよりもいっそう大きくなった。

「じゃあ、踊る感じのやつを」という言葉で始まった5曲目「Zero Gravity」からダンス・チューンが並ぶ構成だったが、フロア前方はわからないけど、真ん中から後ろの人たちは、身体を少し揺らし、ただただうっとりと聴き惚れていた、放たれる音像の美しさに。なお、ラストの「Almost There」で、もう一回すごい多幸感が降ってきた。最後にJQ、「やりきったわ。へへっ」と笑ってから、ステージを下りた。

 

(文:兵庫慎司)

 

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