松井:それこそ私がいなくてもいいと思ってたんです。未来のメンバーだけを集めたユニットもいいかなと考えてたんですけど、最後のシングルということで、しっかり後輩に背中を見せたいというのもあったので一緒に参加することになりました。江籠ちゃんは本当に真面目で、昔から変わらず周りに左右されないところがいいなと思っていて。可愛くてふんわりしているけど芯は強い、そこがずっとブレなくて素敵だなって思います。悔しい思いもいっぱい経験していると思うけど、折れずに諦めずに小さい頃からここまで頑張ってきた姿が私は好きです。
くまちゃん(熊崎晴香)に関してはメンバー目線なんですけど、リハーサルの時に絶対に手を抜かずにいつも一生懸命なんです。体を痛めてる時も無理して踊っちゃうところとか、SKE48らしさを感じる場面ですよね。グループの持つ明るさにぴったりで。だけど、喋ると実は滑舌が悪くて、面白くてツッコミどころもあって、後輩の中で一番SKE48っぽいなって思うんです。だから、2人が並んだ時のバランスや、シンメトリーで踊ってる時の姿とかがすごく良くて、いつかWセンターをやってほしいと個人的に思っていたので、ここで実現してもらいました。
————個人的には水野愛理さんもユニットに加わっていて、「遂に来た!」と唸る部分でもありました。
松井:愛理も苦労してると思うんです。最初、ドラフト会議で入った時、人気でグループ間で取り合いになったじゃないですか。そのプレッシャーって絶対大きかっただろうし、注目されているから頑張らなくちゃって思っていた側面もあると思います。その中で、自分なりの方法で目立ちたいともがいていたところもあると思うんです。そんな中で物販コーナーに行って、ファンの方たちにグッズを売ることが話題になったじゃないですか。その姿を目の当たりにした時に、自発的にファンの方を楽しませたり、グループを盛り上げようと動いている姿が評価されるべきだって思ったんです。選抜にも入ってほしいとずっと思っていたんですよ。
なので、メンバーに加えさせていただきました。
————珠理奈さんの想いが溢れてますね。
松井:本当に他のメンバーも入れたい気持ちはもちろんあります!だけど、みんな努力してるのは一緒だから、他の人とは違う努力をしている、違う場所や方法で目立とうと頑張っている子が選ばれたっていう感じですね。