Photo by 森久
「おかえり、ただいまと言える場所がこういったライブでありたいなという意味を込めて歌いたいと思います。」
歌われたのは新しい道を踏み出す飯田と応援するファンとの繋がりを歌った『キミへの帰り道』。深い絆がより強固になり『始まりたいカノン』では「最後まで声出していきましょう!思いっきり行くよ!」という掛け声に、オーディエンスは力強い声援で飯田の想いに精一杯応えた。
そしてついに唇ペンライトの真骨頂を迎える『KISS! KISS! KISS!』が始まる。「KISS!KISS!KISS!」の歌詞に合わせペンライトが突き上げられ「CHU!CHU!CHU!」の歌詞に合わせて唇にペンライトを当てられる。
この唇にペンライトが当てられ光り輝く唇が沢山並ぶという、その異様な迫力に飯田も驚きを隠せない。息の合った動きで全員がシンクロし会場一体のパフォーマンスを見せた。
「最後は皆で一緒に歌ってほしい楽曲を用意しました。皆で歌ってこの公演を忘れられないものしたいです。」
本編最後の曲は『あなたがいたから』。オーディエンスの大合唱。そして最後は静寂の中、マイクを通さずに生声を会場に響き渡らせると会場は歓喜の声援と拍手で沸き上がり、そのままステージを後にする飯田。
歓喜の声は、そのままアンコールへと変わる。
するとアレンジしたツアーTシャツ姿で飯田が再びステージに登場。
アンコール曲は、7月6日にリリースが発表された2ndシングル『片想い接近』。筋肉少女帯の大槻ケンヂが作詞を担当した事でも大きな話題になっている。切ない恋心を歌った1曲は、歌だけでなく曲間に台詞パートで、電話越しに話す飯田の表情も印象的であった。
そしてラストナンバーは『7月29日』。
メジャーデビューアルバム『rippi-rippi』のリリース日がそのままタイトルになり、そして飯田が初めて作詞をした思い入れの強い1曲。ありったけの思いが会場を優しく包み込んだ。
「今日は本当にありがとうございました。またお会いしましょう!」
最後はバンドメンバーと手をつなぎ全員で感謝の気持ちを伝え、幸せに満ちたステージは幕を閉じた。
初のソロツアーに続き、2ndシングル『片想い接近』のリリース。そして秋に東京と大阪でライブを開催する事も発表されるなど、これから更に進化を続ける飯田里穂から目が離せない。
またライブ中に飯田は熊本地震について触れ「九州は私もイベントなどでよく行かせていただいている大切な地です。」とその想いを語った。
そして急遽会場に募金箱を用意した事を話し「もし皆さんが協力していただけるのであれば帰りに募金の方をお願いします。宜しくお願いします。」と深々と頭を下げ協力を求めた。終演後は多くの人が募金に協力し、その想いを九州へ向けて届けていた。
(取材/文:山岸一之)
飯田里穂『tour of KISS³』赤坂BLITZ(1部)セットリスト
M1.青空プロローグ
M2.Hello Brand-new Girl
M3.わたしのパレット
M4.永遠ほどじゃなくても
M5.まだ言えないけど、◯◯◯
M6.Stargazer
M7.Love Motion
M8.キミへの帰り道
M9.始まりたいカノン
M10.KISS! KISS! KISS!
M11.あなたがいたから
Encore
EN1.片想い接近
EN2.7月29日
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