そんなライブもいよいよ佳境へ。突如、真っ赤なスポットライトを浴びるマーヤ。

「何を演ろうか悩んだけど、この曲は外すわけにはいかない。こんなロックンロールな曲は他にない。東京！これはやるっしょ！」と始まったのが『フェアリー』。

ほとんど「フェアリー！フェアリー！」とシャウトするだけの1分強の異色曲だが、全身全霊で何度も倒れながら歌い、前日の大阪公演で3回繰り返したと言ったところ、オーディエンスにあおられ、4回続けてこの曲を思い切り叫ぶように歌い切った。

 

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続いてはライブでの定番、リンダがメインでヴォーカルをとる『Candy People』。この曲ではドラムを叩くシンノスケのお約束、スティックを使ってのサングラス飛ばしも健在だ。

次の『BANDがしたい！』では、ステージ中央の据え置きのドラムセットの上にシンノスケが仁王立ち。

その左右では、マーヤとリンダが向き合うようにスネアドラムを叩くという、これまたいつものスタイルで楽しませてくれた。

とはいえ、これらのパフォーマンスも当分お目にかかれないと思うと、切なくなったファンも多かったことだろう。

「この会場でやってくれって言われた時、絶対埋まらないと思ったけど、そんなことなかったですね！オレらのようなロックンロールをこんなにたくさんの人が楽しんでくれて…クセがあるというか、スカスカっていうか(笑)」とマーヤが語ると、すかさずオーディエンスから「そこがええねん！」と返しが。

そして大きな拍手が沸き起こる。「この拍手に何度助けられたことか。あと100年、1000年これでやっていけるからね」マーヤとリンダの顔に満面の笑みが浮かぶ。

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