2016.03.01 公開
「今日ここに来たロックンローラーは本物のロックンローラーだ。100年、いや1000年くらい消えないモノ見せてやるよ!」と、マーヤがこの日のライブへの熱意を宣言。
ステージセンターで歌い始めたリンダも次第にテンションを上げ、頭に付けていた大きなリボンを振り払ってシャウトする。
オーディエンスからはいつもより多めの声援があがり、マーヤとリンダも「みんなの顔見えてるからな!」「(声援も)聞こえてるでー!」と応える。いつも一切しゃべらないシンノスケは、声の代わりにギターを唸らせてファンの声に応えている。
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『ミッドナイトエンジェル』では最後のフレーズをスローテンポでしっとりと終えると、「よーし、まだまだ行くぞー!いろんな曲いっぱいあるけど、全部はできないから一生懸命選びました。
みんなが聴きたかった曲が響くように祈っています」。そんなマーヤのMCに続いて『シャンソン』『アダムとイヴがそっと』が歌われる頃には、次第に会場全体にラストライブ感が増してきた。彼ら3人の演奏する音のひとつひとつが愛おしく感じられる。
しかし、そんな湿っぽい雰囲気を断ち切るかのようにマーヤが動いた。
「ロックンロールには圧力が必要だ!」オーディエンスを前へ前へと手招きしたマーヤが、前方のモッシュエリアにダイブ。会場の熱気は最高潮に達する。
続く『THE シーン』ではイントロだけで歓声が挙がり、「夙川BOYSをやり出した頃にできた曲です。歌える人は一緒に、今だけベストフレンドになってください!」とのマーヤの声がけで、会場が一体となっての大合唱。
オーディエンスの歌声がこだますると、マーヤはうれしそうにマイクを宙へ放り投げ、オーディエンスに向かって耳を傾ける。
曲の最後ではマーヤとリンダが向き合い、一瞬の静寂に続いてサビをささやくように歌いあげてバッチリとキメてくれた。
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