2015.08.19 公開

8月2日、日本最大のロックフェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015』のステージに姿を現した木村カエラは、なんと先ほどまで同じGRASS STAGEで演奏していた、くるり岸田繁とともに登場。「くるりの岸田くんが来てくれましたー。ちょっと一曲、一緒にやりたいと思います」と、岸田のアコギとともに歌ったオープニングナンバーはくるりのカバー『奇跡』。炎天下のGRASS STAGEに爽やかな風が吹き抜ける。

2曲目はガラリと変わって定番のロックナンバー『Magic Music』。サビの部分を「みんなの笑顔がみーたーいー!」と変え、曲を口ずさむオーディエンスたちをさらに盛り上げる。

続く『sonic manic』『BANZAI』でも会場が一体となって跳ねる姿が圧巻だった。カエラ自身もかなりハイテンションの状態でステージが続く中、マイクを握り息を整えながらのメンバー紹介。メンバー紹介の最後には「そして木村カエラです。よろしくどーじょ」とおどけてみせる一幕も。

【ライブレポート】木村カエラが、くるりの岸田繁と共に登場!ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015  画像 2/4

【ライブレポート】木村カエラが、くるりの岸田繁と共に登場!ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015  画像 3/4

『Circle』では、広大なGRASS STAGE一面にタオルを振り回す圧巻の光景が広がり、それをステージ上から観たカエラからも「とってもキレイ」と声をあげた。次の『BEAT』は、自らギターを抱えてステージに立ち、カエラの弾くギターソロからスタート。間奏ではバンドメンバーと向き合ってガチのセッションも披露。

ビシッとキメた後にマイクを通して笑いながら出た言葉は「じゃあ演る?ホントにいいの?じゃあ演っちゃうよ!Super girl!」。そのままの勢いでオーディエンスを手拍子であおり、ステージを縦横無尽に駆け巡る。熱い空気感を感じてか、このタイミングで改めてステージに駆け寄って行くオーディエンスも多かった。

そしてライブも終盤。「この曲とってもステキな曲だから聴いてね。みんなが明日からもね、その次の次の次の次の明日もね、ステキな一日を迎えられますようにとの思いで作った曲です」と『TODAY IS A NEW DAY』を披露。弾けるようなアコギのリフが印象的な、疾走感あふれるナンバーだ。そして最後の1曲はドラマの主題歌にもなっている新曲『EGG』。スローなリズムの中にも大きな力を秘めた、懸命に生きる人たちへ向けた歌だ。

バリバリのロックチューンから、しっかり聴かせるメッセージソングまで歌い切ったカエラは、少しはにかんだ笑顔を浮かべながら、満足そうに手を振って軽快にステージを後にした。

(取材/文/写真:大坂晃典)

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015 木村カエラ セットリスト】

M1.奇跡
M2.Magic Music
M3.sonic manic
M4.BANZAI
M5.You
M6.Circle
M7.BEAT
M8.Super girl
M9.TREE CLIMBERS
M10.TODAY IS A NEW DAY
M11.EGG

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