12月28日(土)から31日(火)まで、国内最大の年越しフェス「rockin'on presents COUNTDOWN JAPAN 19/20 supported by Amazon Music」が幕張メッセで開催された。 ここでは、29日(日)に出演したKREVAのライブレポートをお届けする。

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生バンドの演奏をバックに、軽快なスキップでGALAXY STAGEに登場したKREVAは、さっそく1曲目『敵がいない国』をドロップ。「一緒に歌える人、歌ってください」さらりとこの曲を歌い終えると、すぐに2曲目『パーティーはIZUKO？ ～2019 Ver.～』へ。「ここに集まってくれてありがとう。カウントダウンの日でもなく、最大のステージでもない、このステージに来てくれたあなたが大好きです」最初のMCから会場を笑わせるKREVA。

「世界で今、いちばん聴かれている音楽がヒップホップらしいけど、日本ではあんまり聴かれてない気がするんだよ。たぶん日本のヒップホップが、あんまりカッコよくないからじゃないかって思うんだけど大丈夫。俺がカッコイイんで」冗談まじりにそう言い放つと、さらにこう続けた。「これから俺のラップの実力を続けて見せつけたいと思うんで。今日初めての人、初めてが俺でよかった。今からこれが『基準』だから」こうして始まった『基準 ～2019 Ver.～』のサビのパートでは、ステージ上のモニターに畳み掛けるようにリリックが映し出され、それを的確に確実にライムするKREVA。マシンガンのように放たれるラップに会場からは大歓声があがった。

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続く『ストロングスタイル ～2019 Ver.～』、そして『無縁狼煙』でも同じく、モニターに映し出されるリリックをまるでゲームをクリアするかのように交わしていくKREVA。そのパフォーマンスはまさに圧巻の一言だ。「ここからは俺ってすげー、みたいのはやめて、みんなで楽しく気持ちよくなってほしいと思います」ステージ後半は『Na Na Na ～2019 Ver.～』からスタート。誰でも口ずさめる「Na Na Na」のフレーズでGALAXY STAGEは一体感に包まれた。『C'mon, Let's go ～2019 Ver.～』では、途中で曲を止め、アカペラでの果敢なラップを披露。オーディエンスは手拍子で応え、それがやがて彼を称える拍手に変わっていく。

「次はあなたたちの番です。好きなようにやってください。少しでも知っている曲で楽しんでください」と、懐かしいナンバー『音色 ～2019 Ver.～』へ。会場中が左右に手を振っての大団円となった。

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「ありがとうございましたー。と言いたいところですが、最後まで残ってくれたみんなに少し早いお年玉があります」。ここでまさかのサプライズが。スペシャルゲストとしてNulbarichのボーカル、JQがステージに登場し、ふたりで制作して19年にリリースされた『One feat. JQ from Nulbarich』を生披露した。JQの透き通る声とKREVAの滑らかなラップが交錯し、曲のタイトルの意味のように「1＋1＝2ではなく、大きな1だ」という感覚をそのまま体感させてくれた。

この日、KREVAはGALAXY STAGEにも登場したのだが、このサプライズが実質上のアンコールとなり、まさかの展開が一味違う余韻を残してくれることとなった。

rockin'on presents COUNTDOWN JAPAN 19/20 supported by Amazon Music
GALAXY STAGE 12/29(日)19:45～
KREVA・セットリスト

M1.敵がいない国
M2.パーティーはIZUKO？ ～2019 Ver.～
M3.基準 ～2019 Ver.～
M4.ストロングスタイル ～2019 Ver.～
M5.無煙狼煙
M6.Na Na Na ～2019 Ver.～
M7.C'mon, Let's go ～2019 Ver.～
M8.音色 ～2019 Ver.～
EN.One feat. JQ from Nulbarich