テンションが衰えることを知らないステージは、そのまま『Smells Like Teen Spirit 』へと続き、更に『DANCE EVERY BADY』ではタオルを振り乱す。

多くのアーティストが出演する今回のイベントだが、この瞬間は誰のファンだとか関係ない。

会場全員がMAN WITH A MISSIONの繰り広げるパフォーマンスに酔いしれている。

「楽シンデマスカ！ニンゲンノ ミナサマ！」
オーディエンスに問いかけると即座に大きな歓声が沸き起こる。

「嬉シイノハ明日、友達二会ッタラ「オレ昨日、B’zト対バン シタンダヨ」ッテ言エルコト！」と、流石のオオカミバンドも、この日トリを務めるB'zとの共演に興奮を隠せない様子であった。

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「一緒二喜ビヲ ワカチアッテクダサイ！」

魂の咆哮が会場いっぱいに響きわたり始まったのは『Seven Deadly Sins』。生命の尊さと力強さを感じさせる一曲を聴かせた後は、そのまま『Dive』で激しいサウンドが繰り広げられる。

その外見にも驚くところだが、やはりMAN WITH A MISSIONの魅力は、この激しく、そして重厚な演奏と歌声。

オオカミ達が繰り出すサウンドが会場全体を包み込み、極上の空間が生まれていく。

「オレタチト楽シイ時間ヲ過ゴシテクレテ、誠二 アリガトウゴザイマス！マタイツカ会イマショウ！」

モニターに、荒れ果てた荒野に突き刺さるMAN WITH A MISSIONの旗が映し出される。ラストナンバーは『Raise your flag』。

オオカミ達の咆哮は力の限り最後まで会場を支配し続けた。天から煌びやかにテープが舞い降り、その独特な世界観と圧倒的サウンドで会場のテンションは最高潮に達した。

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