Photo by 市川タカヒロ
5曲目は柴咲コウのアカペラが美術館に響き渡る「テルーの唄」。うた、ピアノに共鳴するようにペイントされ、無地のキャンバスに浮かび上がるように色が彩られていく。まさに音楽とアートが同時に生まれる瞬間。そして、曲の終わりで本日一枚目の画が完成。
この特別な空間もいよいよクライマックス。柴咲コウが「私が11歳の時にリリースされた曲で、その時から大好きな曲です。」と紹介したのは、GAOの「サヨナラ」。大宮エリーも時に客席後方から2人のライブと絵をじっと見つめるかと思うとまた前へ来てキャンバスへ色を放つ。
「次が最後の曲です。2017年スタートの大河ドラマの撮影がはじまるので、今年はツアーやオリジナルアルバムの制作は難しいなと思ったんですが、その前にもう一枚今年中にリリースしたいなと思って、カバーアルバムを作りました。」
「うたは聴いてくれるその人に寄り添うものだと思っていますが、今日はアートが生まれる瞬間だし、その責任感が強くなり、伝えようとの思いが強くなったかもしれません。このような素敵な場に参加させていただきありがとうございました。」
最後の曲は、レミオロメンの名曲のカバーで「3月9日」。会場に響き渡り鳴り止まない拍手の中、完成した2枚の絵の前にこの絵を描くために参加した3名の記念撮影で幕を閉じた。
<セットリスト>
M1「Petal」 Schroeder-Headz(渡辺シュンスケ)
M2「白いカイト」 Vo柴咲コウ&Pf渡辺シュンスケ
M3「永遠」 Vo柴咲コウ&Pf渡辺シュンスケ
M4「Surface」 Schroeder-Headz(渡辺シュンスケ)
M5「テルーの唄」 Vo柴咲コウ&Pf渡辺シュンスケ
M6「Blue Bird」 Schroeder-Headz(渡辺シュンスケ)
M7「サヨナラ」 Vo柴咲コウ&Pf渡辺シュンスケ
M8「3月9日」 Vo柴咲コウ&Pf渡辺シュンスケ