2020.11.16 公開
【コラム】SKE48 須田亜香里が紅白で見せた“神対応”

須田亜香里 ※編集部撮影  画像 1/1

11月16日、名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ・SKE48須田亜香里が自身のツイッターを更新した。

この日、大みそかに放送される『第71回NHK紅白歌合戦』の出場アーティストが発表された。出場歌手は41組の出演アーティストの中にAKB48の名は無かった。
AKB48は2007年に初出場を果たし、2009年より11年連続で紅白に出演してきた常連だけに、今回の“落選”は各方面で大きな話題を呼んだ。48グループの一員として紅白のステージに立ってきたSKE48須田亜香里は「今年“会いに行けるアイドル”でいることが困難で覚悟はしていましたが、ニュース速報で「AKBは選出されず」の文字を見た時、今年出演できないことに言い訳のできない現実やグループの歴史を感じました」といち早く自身のツイッターでコメントを発信した。

今回の発表に筆者も衝撃を受けたが、いい機会だったのでこれまで紅白の舞台で見かけた須田の姿を振り返ってみた。それはまだ筆者がSKE48はもちろん、AKB48グループの取材に携わるずっと前のこと。年末の増員として紅白のリハーサルに初めて取材で訪れた時のことだ。

筆者は出場アーティストのリハーサルの様子をNHKホールの客席からカメラ越しに見ていた。AKB48は50名を超える規模の出演となり、ステージも大きく転換する場面はもちろん、人数が圧倒的だった。メンバー全員が揃ったところで高橋みなみや横山由依らがスタッフへ向けて挨拶をしリハーサルがスタートする。そんな中、須田は「よろしくお願いします!」と地声なのによく届くはっきりとした声で挨拶し、誰よりも深く、長くお辞儀をしていた。そこにファンの姿があるわけでもないのに、公演やライブで見る姿のままでいることの驚きと、プロ精神を強く感じた場面であった。リハーサルといえど、誰よりもステージに立つことを楽しんでいる姿が輝いて見えた。

囲み取材の場でもカメラマンと「可愛く撮ってくださいね!」と気さくに会話しながら、リクエストに応じていた。筆者も釣られて声をかけソロショットを快く応対してくれた。「いい記事書いて下さいね。楽しみにしてます!」とまだ見ず知らずの筆者に声をかけてくれたことは主観であるが、本当に嬉しい出来事であった(その時撮影した写真は自宅の仕事部屋に飾らせてもらっている)。

年末年始の多忙な時期ではあるが、毎年紅白で見るAKB48のステージは楽しみであった。今年の人文字はなんだろうか、どんなサプライズを今年は発表するのだろうかなど、予想しながら見ていただけに、残念な思いである。紅白に出場することがアーティストの価値全てではないが、一時代の区切りを感じざるを得ない。

 

須田は「今私たちは想い続けてくださるファンの皆様に支えられ少しずつ活動できています。感謝しかありません。 皆様に応援していてよかった!と思っていただけるようこれからも日々を重ねたい」とツイートを続け、「私はSKE48ですがAKB48グループとしてずっと紅白に出演させて頂いてきた身としてもコメントしてしまいました。 握手会もできず、現状誰よりもアイドルらしくない私がおこがましくすみません!」と現状の活動などを踏まえた上で、ファンに向けてメッセージを綴った。

この投稿にファンからは、
「今回48が選出されなかったことは悲しい気持ちいっぱいです。ですが現実をしっかり受け止めたいです」
「真っ先にコメントするのはとても勇気がいると思うので とても立派でかっこいいよ」
「亜香里ちゃんはSKEを代表するトップアイドルとして「今出来る事」や「意気込み」でも僕を含めファンの皆さんに感動を下さってます」
NHK紅白に出演できないのは残念だけど、亜香里ちゃんと重ねた幸せな日々には感謝しかないぞ」
「紅白は残念な結果になってしまったけど、来年リベンジすればいいからね これからも変わらず応援していくね」
などのメッセージが続々と寄せられている。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします
【あなたにオススメ記事】

関連記事