2016.08.07 公開
8月7日、名古屋・栄を拠点に活躍するアイドルグループ・SKE48が「TOKYO IDOL FESTIVAL」の最終日に出演した。SKE48の出演は2年連続で今年で3度目だ。去年に引き続きZeep Diver Cityの「HOT STAGE」の舞台に立った。 今回TIFに ...

いよいよクライマックスを迎えるSKE48のステージ。会場のファンからはお決まりの「えーっ!」が普段よりも大きく聞こえる。

「ここにはSKE48のファンだけでは無いと思いますが、みなさんそれぞれの好きなアイドルを想って聴いてください」。

高柳の一言で会場の雰囲気が変わり、披露されたのはメンバーをいろんな形で応援し、常に見守ってきたファンの目線で綴られた一曲、『僕は知っている』。

先輩から後輩へ、歌フリが分けられているこの曲の歌い出しを、1期生の大矢と2期生の高柳が歌う。2人は今まで数多くのメンバーの「卒業」の瞬間を見届けてきた。

他の48グループに比べて卒業メンバーが多いSKE48。昨年はSKE48の屋台骨を支えてきた松井玲奈、宮澤佐江がそれぞれ卒業し、8月には柴田阿弥が卒業を控えている。「卒業」の2文字と常に隣り合わせにあるファンにとって、同じ場所、同じメンバーで披露するステージは二度と無いかもしれない。

一度限りのステージを全身に焼き付けるように、会場のコールの声量は絶対値を超えた。そして、その場にいる誰もが叫んだ。

「S・K・E︎」、「48ーーーっ︎︎!」。

最後の一曲はファンの中で絶大な共感と支持を得る『ごめんね、SUMMER』。爽やかに駆け抜ける夏の疾走感の中に、全力で走り出す少女の姿が重なりどこか切なさが残る曲。

“王道のアイドルソング”はバラついていた「MIX」や「コール」を完ぺきに揃え、ステージ、客席問わずボルテージは最高潮に達した。

【ライブレポート】SKE48がTIFに2年連続出場!若手メンバーの魅力とは?  画像 17/22
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すべてが一体化し、この日最大の盛り上がりを見せたところでSKE48のステージは終了した。全員が一列で客席に向かって「ありがとうございました!」と感謝の挨拶をすると同時に満場の拍手がメンバーを暖かく包み込む。

「今日は私たちのステージに来てくださって本当に感謝しています! 今日初めて私たちを見てくれた方に劇場に、名古屋に行ってみたいと思ってもらえる私たちでありたいと思います」と須田はファンへと投げかけた。

SKE48へ投げかけられる言葉は決して良いものばかりではない。相次ぐメンバーの卒業に不安視する声も多い。だが、多くのアイドルがそうであるように、卒業とはいつかは訪れる別れの儀式でもある。

SKE48はそのサイクルが少し早いだけなのかもしれない。多くのメンバーたちがそれぞれ道を歩んで行った分、6期生をはじめとした多くの若手メンバーがその蕾に花を咲かせ始めている。今日のステージでセンターに立った北川や古畑。パフォーマンスでしっかりと魅せる二村や熊崎。

未来のホープとして期待のかかる後藤と、ファンの期待を背負った竹内。若手メンバーのそれぞれがSKE48の失ったピースを埋め、新しい息吹をグループにもたらしている。

SKE48の夏はまだまだ始まったばかり。レビューだけではわからない、本物の彼女たちに会いに行かれてはいかがだろうか?


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