2021.02.01 公開
アメリカではライフスタイルの一環! 人生を豊かにするスキルとして注目されている“マインドフルネス”って?

茗荷さん ※提供写真  画像 1/1

アメリカで医療行為として取り入れられ、現在は一般人のライフスタイルの一環にもなっている“マインドフルネス”。世界のトップアスリートや経営者たちが取り入れている、“マインドフルネス”について、日本国内でエンターテインメントを通してマインドフルネスを広める会社、ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント・ジャパン株式会社の広報、茗荷さんに話を聞きました。

【写真】人生を豊かにするスキルとして注目されている“マインドフルネス”って?(1枚)


 

―まず最初に、茗荷さんの会社でされている事業内容を教えてください。

弊社の事業の軸である“マインドフルネス”は、「今ここでの体験に、あるがままに気づいている状態」を指します。例えば勉強をしていても、「アレをやらなければ」など他のことを考えてしまう時がありますよね。人間の脳は、過去への後悔や、未来への不安などが頭の中に浮かぶように出来ています。それに気づいて、今に意識を集中させることをマインドフルネス状態と言います。目の前にあることだけを考えることによってストレスが減り、集中力も高まるので、結果的に生産性が上がったり、創造性を向上させるなどの効果があります。弊社では、そのマインドフルネスを、エンターテインメントを通して世に広める事業を行っています。企業向けにセミナーを開催したり、一般の方にはアプリやチェアといった日常的に利用できる製品をご提供しています。マインドフルネス状態を作る方法の一つとして瞑想があるのですが、その瞑想が手軽にできるアプリRussellMEを開発して、音楽家の小室哲哉さんや大沢伸一さんに瞑想用の音楽を作っていただいたり、瞑想用のガイドを倉木麻衣さんに担当いただいたりするなど、エンターテインメントの力を使って、多くの方にマインドフルネスを知ってもらうための事業を展開しています。

 

マインドフルネスの起源を教えてください。

もともとは仏教から伝わる瞑想が起源で、それがマインドフルネスとしてアメリカで医療行為として取り入れられました。マサチューセッツ大学は、薬を飲んでも治らない慢性的な痛みがある患者さんにマインドフルネスを実践してもらう研究を行っていて。マインドフルネスを行うと痛み自体はなくならないのですが、薬だけで治療した人に比べて痛いと思う時間が少なくなったり、「今あなたは幸せを感じますか?」という質問をした時にも、マインドフルネスで治療をした人の方が幸福度が高かったという結果が出ました。それが今度は、ビジネスの場でも活用されるようになり、スティーブ・ジョブズなどの経営者が実践したり、Googleなどの企業が社内研修でマインドフルネスを取り入れ始めました。そして現在のアメリカでは、街中に瞑想スタジオが出来るなど、人々のライフスタイルとして取り入れられています。アメリカでは医療の現場からビジネスの現場、一般の人というように、マインドフルネスがライフスタイルの一環となっているんです。弊社は、このマインドフルネスを日本国内でも広めていくための活動をしています。

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