――ワンカット15分超えの長回しの撮影は映画では珍しいと思うのですがいかがでしたか?
浅川:すごく大変でした。早着替えもあるし、みんなで繋がりとかも自分たちで持っていくし。本当に監督もカメラマンさんも15分以上肩にカメラを付けた状態で撮影してくれているのでみんなが本当集中して、あの時間、あのことだけを考えて生きてたあの瞬間は大変でしたけど今となっては素敵だったなと思ってます。
――夢を叶える秘訣について教えてください。
浅川:努力することだと思います。私は努力ができることは才能だと思っていて。 地道に何かを続けるとか、すぐに結果が出ないけど、いつかの今後のため、将来のため、何かに繋がるためって言って何かを頑張ること。
スポーツ選手やダンサーの方、歌手の方など、もう並大抵ではない努力を重ねていると思うんですね。でも、それは誰しもができるわけではなくて、 本当に血の滲むような努力をずっと続けてきていて、その上での夢が叶うということだと思うから。だから、その努力をする才能がある人には努力を続けて信じていってほしいです。
私はどちらかというと苦手なタイプなので、「まあ大丈夫。いけるでしょ。」といった根拠のない自信を持ってこれまで続けてこれました。
――根拠に自信が持てない人が多い中で、浅川さんが夢にまだ届いていないとしても、着実にキャリアを積んできた要素や心構えについて教えてください。
浅川:ある意味ポジティブだとは思います。私は人と比べることがないので、人は人、自分は自分だと思うようにしていきました。
それぞれに価値観や個性があると思うので、自分は自分で生きていくっていうことも大事なんだと思います。そういう気持ちが無いと、続けていくのがしんどくなっちゃいますからね。
――物事の結果や事実を冷静に受け止めつつも、一喜一憂せずに、結果に応じて次の行動を決めるということを、しっかりと分けて考えることができている感じでしょうか?
浅川:そうですね。自分が当たり前にやれていることは、他人にとっては当たり前じゃないことかもしれないじゃないですか。 相手からしたら憧れられているかもしれないけど、それは自分からしたらそんなことでもないかもしれない。
だから、自分ができることを見つけてそれで自分を褒めてあげれば、きっとプラスな方向に行くのではないかと私は思って生きています。
――すごくいい言葉ですね!2024年はどのような年でしたか?
浅川:すごく濃密な1年間だったと思っています。色々な作品に出演させていただいて、全てにおいて内容的にも体力的にも精神的にも結構攻めたものが多くて濃い1年だったと思います。それでもどれを取っても自分にとって新鮮ですごく楽しかったと思うので、すごく充実していました。プライベートもみんなからすごく忙しそうって言われるのですが、そんなことなくてディズニーにもたくさん行けましたし、いい具合に息抜きしながらお仕事でも新しい気持ちも感じさせてもらえたので、多分これが実のある1年という事なんだと思っています。
――2025年は苦手なものと向き合うと話していましたが、どのような気持ちで過ごして行きたいですか?
浅川:すぐ逃げがちだったので。嫌なことがあったらその抜け道を探して、 抜け穴を通っていくような人生だったので、、そうではなく嫌とか怖いとか苦手だなと思うところに真正面から向き合って、苦手を克服してみたいです。例えばトマトが苦手なんですけど食べてみるだとか(笑)。どういう風にしたらトマトが食べられるのか調理してみるとか。どういう風にしたらこれが解決できるか、どういう風にしたらそれに対してマイナスな気持ちがなくなるのかということを探っていきながらお仕事できる1年にしたいです。
