2021.12.14 公開
中村蒼、NHKドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』で競走馬の調教師役を熱演

中村蒼(※提供写真)  画像 1/1

俳優の中村蒼が出演するNHK土曜ドラマ風の向こうへ駆け抜けろ』(2021年12月18日(土)、25日(土)21:00~22:13(前・後編)放送予定)にて、馬と共に約2か月間に及んだ撮影の写真が初公開となった。

中村自身は以前、乗馬の経験はあったものの、今回は乗馬とは違ったスタイルのため、撮影に入る前から練習を重ねた。瑞穂や厩舎メンバーをリーダーとして先導し、悩みながらも共に夢を追いかける光司を演じることで、役者としても新たな役どころで挑戦になった。

古内一絵の同名小説のドラマ化となる本作は、中央の競馬学校に進み卒業、プロデビューするが成績は上がらず、居場所をなくした新人女性騎手・芦原瑞穂(演:平手友梨奈)と、そんな瑞穂を迎え入れる廃業寸前の緑川厩舎を運営する緑川光司(演:中村蒼)と厩舎で働く人間の、地方競馬を舞台にした人と馬の成長と再生の物語。

中村演じる緑川光司は、G1を制した元スタージョッキーだったが八百長疑惑で引退し、今は「藻屑の漂流先」と呼ばれるボロボロの緑川厩舎を運営。
調教師として厩舎を率いているが、やる気はなくただ時が過ぎるのを待っているような日々である。
光司のほかに、緑川厩舎には、頑固で融通の利かないベテラン厩務員たちと、馬には優しいが人には心を閉ざした失声症の若い厩務員など、みな社会のあぶれものばかり。
そんな光司は瑞穂と出会い、瑞穂のひたむきな情熱に触れ、彼女の成長を助け、厩舎の仲間と共に人生を再生していく。


中村蒼・コメント】
これまでこんなにも馬と時間を共にした事はなかったのでとても幸せでした。見ているだけで心が癒されていきました。きっと今回の全員のキャスト、スタッフが同じ様に癒されたと思います。
そして間近でみる競走馬は迫力が凄く、競馬場で駆ける姿は圧巻でした。
平手さんとは今回初共演でしたが、撮影が始まると瑞穂そのもので力強くエネルギッシュな姿になり、撮影以外だとハタチの可愛らしい年相応の女性になって色んな顔をみせてくれる魅力的な方だなと思いました。どのシーンもどうすればもっと良い物になるかを積極的に話してくれて頼れる存在でした。

演じた光司は一見無愛想で瑞穂に対しても冷たい態度をとるのですが、嫌な人間には見えない様に意識しました。幼い頃から馬と接してきたこともあり、心根は優しく偏見の目で人を見ない所が光司の良い所なのでそこは忘れず大切に演じました。
今作はとてもストレートに人の成長と人の繋がりを表現しています。
改めてその大切さを感じてもらえるのではないかと思ってます。

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