ここで「レキシントン・クイーン」をリアルタイムで知らない読者のためにもどんなに凄い店だったのかを紹介しよう。
日本がオイルショックの影響から立ち直り、技術革新と輸出産業の拡大により経済的に好調で登り調子だった1980年4月に東京・六本木にオープンした。同店を語る上で欠かせないのが、同店の象徴的存在であり、プロデューサー兼マネージャーを務めていた故ビル・ハーシー氏だ。彼の広範な交友関係により、来日した世界的に著名な海外アーティストやハリウッドスターをはじめ外国人モデル、日本で活躍する俳優やモデル、さらには政界・財界の重鎮に至るまで、まさにセレブリティがお忍びで足を運ぶ場所として広く知られていた。
来店したのは、マドンナ、プリンス、ジャネット・ジャクソン、ローリング・ストーンズ、エアロスミス、エルトン・ジョン、ガンズ・アンド・ローゼス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、バックストリート・ボーイズ、ナオミ・キャンベル、LMFAOなど世界的に著名なアーティストたち。
またレオナルド・ディカプリオ、シルベスター・スタローン、キアヌ・リーブス、ジュード・ロウ、ロバート・デニーロなどハリウッドのスーパースターたちも数多く足を運んだ。さらにパリス・ヒルトンら著名人やアスリートでは、サッカーブラジル代表FWのネイマール選手、元イタリア代表キャプテンのトッティ選手なども来店。「SHOUGUN」でエミー賞を過去最多となる18冠を獲得したプロデューサー兼俳優の真田広之も日本在住時には訪れてくれている。あの坂本龍一が、「レキシントン・クイーン」の曲を作ったという秘話もあり。来日するセレブリティたちの中には、来日が決定したら、プロモーターよりも先にビル氏に直接連絡する人もいた程だ。
特に今でも「凄すぎる逸話」として関係者をはじめ業界内では語り草になっているのが、コンサートで来日中だったローリング・ストーンズのミック・ジャガーとエアロスミスのスティーブン・タイラーが「レキシントン・クイーン」のVIPエリアで偶然に顔を合わせた事だ。店内は、一種の聖域の様な空気に包まれ、ロック界の二大巨頭が同時に存在する『夢のような一夜』として語り継がれることになった。「レキシントン・クイーン」が単なるナイトクラブ以上の存在で、世界中のセレブリティたちが交わる聖地と言われる所以だ。おそらく世界中のクラブを探しても、こんな素敵な奇跡が起こった店は、他にはないに違いない。
「Lex(レックス)」とは、「Lexington Queen」の頭文字の事を差し、当時来店していたセレブリティたちが愛称として呼んでいた。そんな「レキシントン・クイーン」の流れを汲む「ニューレックス東京」かいよいよ2025年3月22日、プレオープンする。22日と23日の2日間、盛大にプレオープンパーティを開催。ひと足先にLexを体感したい人は、一般客も入場可能なので、自分なりの最高のお洒落をして足を運んでみてはどうか。
数々の伝説を作ってきたレジェンドクラブの新たな生誕の瞬間を見逃すな。
◎六本木「New Lex Tokyo(ニューレックス東京)」データ
住所:東京都港区六本木6-1-3 六門ビル2F
TEL:03-6271-4940
営業時間:21時〜5時
定休日:無休
HP :lex-tokyo.com
※ご入場の際には、IDカード(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなどの顔写真付き)の提示が必要。20歳未満の入場は不可。
【プレオープンパーティ】
■3月22日(土)20時・23日(日)18時
「VIP OPENING PREMIERE」開催
六本木「New Lex Tokyo(ニューレックス東京)」
HP :lex-tokyo.com