「雲仙ひとり温泉満喫プラン」の醍醐味といえば、やはり温泉。大浴場では、雲仙地獄の恵みを存分に感じられる源泉かけ流しの温泉を楽しめる。内風呂には「あつ湯」と「ぬる湯」の2つがあり、その日の気分や体調に合わせて使い分けが可能だ。雲仙地獄から湧き出た鉄や硫黄分を豊富に含む泉質は、日によって色味が変化するのも魅力の一つ。鉄分が多い日は赤褐色、硫黄が強い日は白っぽくなるといった自然の変化を楽しむことができる。酸性の温泉は刺激が強いため、入浴は1日1~2回に留め、適度な間隔を空けるのが理想的だ。入浴後は「上がり湯」で温泉成分を洗い流し、保湿をしっかり行うことで肌の潤いを保てる。露天風呂は、雲仙地獄の湯けむりを眺めながら浸かることができる岩風呂。内風呂と露天風呂、それぞれで異なる雰囲気の湯浴みを楽しみ、心身ともにリラックスできる。
無料アクティビティとして「温泉いろは」では、雲仙温泉の歴史や泉質、効果的な入浴法を知る豆知識を学ぶことができる。参加者全員には、入浴前の糖分補給のおすすめとして提供される界 雲仙と福砂屋がコラボしたオリジナルカステラも要チェックだ。
仕事で凝り固まった体をほぐすなら、3日目にスケジュールされている早朝の「雲仙地獄パワーウォーク」がおすすめだ。朝の澄んだ空気の中、雲仙地獄を1周するこのウォーキングでは、深い呼吸と早足を意識しながら全身を動かしていく。湯気や噴気が立ち込める中で、自然のエネルギーを肌で感じながら歩く体験は、体と心に新たな活力を与えてくれるだろう。
ウォーキングの最後には、地獄の活動が休止した「旧八万地獄」にある広場でストレッチ。地面に触れると残った地熱を感じられるこの場所は、大地のエネルギーを直接手に触れて体感できる貴重なスポットだ。まるで岩盤浴を体験するような感覚は、肩や首、腰のこわばりをほぐしつつ、自然と一体になる感覚を味わえる。
その他にも、2日目、3日目には、雲仙ビードロ美術館でのクラフト体験をはじめ、源泉かけ流しの湯を堪能できる「湯の里温泉共同浴場だんきゅう風呂」や江戸時代中期の宴保16年(1731年)に湯治場としてかれたとされる日帰り温泉施設「小池地獄温泉」での入浴が楽しめる。温泉での癒しとアクティビティでのリフレッシュが同時に叶う「雲仙ひとり温泉満喫プラン」は、心身のバランスを整えながら仕事を進める理想的な滞在プラン。自然の恵みを感じるひとときを過ごし、仕事も休暇も充実させてみてはいかがだろうか。