木﨑:緒方景子ちゃんはすごくキュートな子ではあるんですけど、まっすぐ育ったが故に空気が読めない子なんですね。私自体はどっちかっていうと結構空気を読んでしまう「なんか今これ言わない方がいいな」とか「今はこういうキャラで行った方がいいな」とか、その人によって全然変えたりとかしちゃう人なんで、なんか理解できるポイントはなかなかになかったんですけど。
でも逆に全然違うからこそ演じててすごい楽しかったです。こういう風に景子ちゃんみたいに気楽に生きる瞬間だったり、だからこそ救われる人がいたりとか。
自分も初見の人に対してそういうことをしてしまう時もあるんですよね。自分のことを知らない人に対しては「あ、なんもわかんないですけど頑張ります!(笑)」みたいな感じで言ったりもする時があったりするから、そういう意味ではなんか憧れるというか「このぐらい何も考えなくてピュアに育った子だったらよかったな」って思う時もめっちゃあります。
木﨑ゆりあ<パンセク♡>(C)WWSチャンネル 画像 6/8
Q:この舞台どんな人に見てほしいとかありますか?
木﨑:もちろん当事者の方達も見ていただいて、新しい気づきがあるかもしれないし、ちょっと救われる部分があったりするのかもしれません。また、すごく普通のハートフルコメディなので、本当に全然こういう題材に対して知識がない方にも見てほしいなって。タイトルを知ってる子とかは「見に来たらちょっと押し付けられるんじゃないかな」とか思うかもしれないんですが、そういう部分がニシオカさんの脚本は全くないので。そういった意味では本当に入門編みたいな感じで気軽に来ていただきたいです。
チケットが高校生以下だと1000円で見れたりするので、本当に高校生の子で「自分の性的指向が分からない」って思ってる子だったりとか、たまたまそういう子が周りにいるとか、ちょっとでもこの題材が気になるな、そして演劇が気になるなっていう子たちに、気軽に本当に見に来てほしい作品だなって思います。