2025.01.23 公開
古典の物語を通じて厳しい環境においてもなお輝く人間本来の力強さを体験できるメディア
としてシビュラシステムが選択した「歌舞伎」。常守たちはこの上演を通じて、物語の力と祈り
という感情に触れ、生きていく道を照らす光の存在に気づかされるのであった。
朗読劇の終幕後は、熱演した出演者4名がステージに再登場し、狡噛慎也役・関智一の司
会によるアフタートークへ。朗読劇の興奮そのままに、今回の「こえかぶ」挑戦の裏話や、
各々の一番好きな台詞といったテーマで、大いに盛り上がった。関智一からは、お客様に
「次回以降の回では、歌舞伎ならではの『●●屋!』などと屋号を呼ぶかけごえ(大向う)をお
願いしたい」というリクエストも。
また、初めて歌舞伎に挑戦した出演者から客席に投げかけられた「歌舞伎は難しいという
印象があったかと思いますが、想像していたよりも楽しめましたか?」という質問には、お客様
の多くが「楽しめた」と満場一致の挙手で応えるなど、朗読劇からトークショーまで、熱気に包
まれた初回公演となった。
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