2024.07.22 公開
【インタビュー】少女歌劇団ミモザーヌ、夏公演『ジャングル・レビュー〜Living〜』へ向けて語る 「人間として生きることと、動物として生きることの違いを考えさせられました。」

少女歌劇団ミモザーヌ(C)WWSチャンネル  画像 1/3


さかもとりるは わたしはうさぎを演じています。これまでの舞台にも、いろんな動物が出てきましたが、うさぎは、今回の舞台から初めて登場する動物になります。うさぎは、ちょっとか弱くてかわいいキャラクター。ちょこちょこっとした動きを見せるなど、力強くならないように、なるべくかわいらしさを見せる動きも舞台の上では心がけています。うさぎはジャンプ力もあるから、飛び跳ねるときはみんなで高さも合わせたりなど、細かいところにも気を配って、うさぎの動きを演じています。

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──物語全体の印象も聞かせてください。

さかもとりるは 物語の中で「食べること」が題材にもなっているのですが、食生活一つを取っても、わたしたちは「食べたい」という欲求に突き動かされていることが多いですよね。お腹いっぱいにも関わらず、目の前に食べ物があると余計に食べてしまうこともあります。でも、ジャングルで生きる動物たちは、生きるために必要最低限なときだけ獲物を狩るなど、そうやって食べることを求めます。生きるために食べるとはどういうことなのか。わたしはそれを、改めてこの物語を通して考えさせられました。

 

みつふじまりん わたしも、うさぎの役を演じさせていただきます。わたしもうさぎを演じるうえで大切にしているのが、うさぎの丸っこいかわいい姿をいかに表現するか。ジャングルの中で生まれる、生きるための食物連鎖。その中で一番強いのが黒豹になります。わたしが演じるうさぎは、言ってしまえば、黒豹に食べられる立場。だから黒豹に怯えたりする様も、しっかりとわかるように演じることを心がけています。
 物語全体の印象についてですが、人間はジャングルを開拓し、そこへビルを建てたりもするじゃないですか。人にとってそれは生活を豊かにすることと見てしまいますけど。でも、ジャングルに住む動物たちからすれば 、自分たちの生きる居場所を人間に奪われてしまうこと。わたしはそんな人間の愚かさを動物の立場で演じていく中で気づきましたし、いろいろ考えさせられる思いもありました。見てくれる人たちにも、この物語を通していろんな思いを巡らせてほしいなとわたしは思いました。


ちばひなの わたしは今回、フラミンゴの役をやらせていただきます。以前から『情熱フラミンゴ』という楽曲を歌った経験もありましたし、今回も歌います。今回の舞台では、ジャングルに住む動物たちはずっと舞台の上に出ています。フラミンゴは、基本的にはズーッと片足立ちをしています。わたしたちが演じるときはハイヒール姿で片足立ちをするので、集中力が切れないようにいかにフラミンゴらしく演じるかが課題だとも思っています。

 

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