2023.08.28 公開
『Please join us』とHAYATOが誘う締めくくりも、オーディエンスをSWAGに迎え入れるという今回のライブコンセプトにピッタリ。
夏のイベントラッシュの間も披露せず、このFCツアーまで温存していた彼らの気持ちが、よくわかる。
さらに、HAYATOいわく「FCツアーならではの特別なステージ」へと場面は進行。TETTA、REI、EIKUのボーカルの3人のみがステージに残り、スツールに着席して「今回のライブで初めて披露する曲を」とTETTAがタイトルコールしたのは、3年前にリリースされた1stアルバム収録のバラード曲「もっと大きな愛で包み込むから…」だ。
喜びの悲鳴があがるなか、タイトル通り愛にあふれたバラードを柔らかな歌声でしっとりエモーショナルに聞かせて、拍手の嵐を引き起こす。
東京公演では不在となったEIKUのパートをTETTAとREIで分け合い、ONE N’ ONLY以前からボーカルの相方としてコンビを組んできた彼らならではの、土壇場に強いコンビネーションを見せたのも圧巻だった。
そして、雑踏の音から最新アルバム収録曲「CIRCLE」のイントロギターが流れると、初めてラッパー3人だけで歌う超レア曲の初披露に、こちらも悲鳴交じりの歓声が。
ステージ上段のソファにHAYATO、ドラム缶にKENSHINが座って交互にラップを叩きつけ、そこにNAOYAも加わり、優美なトラックに乗せてドープな空気感を創り上げていく様を、SWAGたちも白い光を振りながらジッと見つめる。
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