2022.10.10 公開
山口乃々華、ミュージカル『SERI〜ひとつのいのち』のゲネプロに登場

カメラマン:オノデラカズオ (C)2022,conSept LLC  画像 1/8

山口乃々華、ミュージカル『SERI〜ひとつのいのち』のゲネプロに登場カメラマン:オノデラカズオ (C)2022,conSept LLC  画像 3/8

続いて和田はびっしりと書き込んだパネルを見せ、≪みんなが集合した時に和田だけおらず、みんな『和田ならいっか』と言っていた』そうです。これは愛されていると言えますか?≫とニッコリ。和田は「さっき楽屋でこの質問を(植本)純米さんに聞いたら『(純米さんのモノマネで)集合した時に琢磨がいなくてさ、琢磨ならいいかって、愛されてるじゃん!』と教えてくれたのですが、これは愛なんでしょうか?」と問いかけると、山口からは「え?終わり?ほかにもっといいエピソードはありますよね?」とツッコミが。それには奥村も爆笑し、チャーミングな素顔をのぞかせる。山口は「みなさん和田さんのちょっとしたモノマネとか面白ギャグで笑ったりしていましたよ!」とフォローし奥村も「常にみんなに笑顔を与えてらっしゃる!」と愛されエピソードを披露すると、和田は「嬉しい!みなさんがそうやってニコニコしてくださるのが僕にとっては愛を感じる瞬間です!」と会場をあたためた。

山口乃々華、ミュージカル『SERI〜ひとつのいのち』のゲネプロに登場カメラマン:オノデラカズオ (C)2022,conSept LLC  画像 4/8

そして奥村は≪常に。≫と書かれたボードを照れながら見せ「この座組のみんながみんなの事を大好きで、愛がある方々がスタッフさんも含めてこんなに集まることがないなって思います。大変な作品ですがみんながみんなの事を思い合っていて。自分にできるベストを尽くして稽古に臨んでいたので、常に愛の中で作り上げた作品!」と胸を張った。

最後に山口は「人との支え合いや、愛されているからこそ自分が存在できること。歌詞にもありますが、きっとみなさんが教訓として持って帰ってもらえるような素敵なメッセージがたくさん詰め込まれた作品になっています」と呼びかけた。

その後行われたゲネプロでは、初出の青色のイメージとは一転、淡いピンク系の衣裳に統一された演者たちが登場。初日を迎え、桜が開花した様な胸の高鳴りを感じたのもつかの間、光一つない暗転がやってきた。(上演開始後5分間は入場ができないので遅れずに!)今作では東京2020パラリンピックの閉会式で旗手入場のシーンの振付を担当した下司尚美が、振付とミュージカル初演出に挑んでいることが注目として挙げられる。導入部分で千璃と同じ様な状況を作ることで自然と観客は千璃の世界に導かれるのだ。そして千璃を魂と実体として描くことで、魂としての千璃の存在が、リアルな物語にリアルを超えた感性を与え、言葉だけでは伝えきれない思いを語りかける。

山口乃々華、ミュージカル『SERI〜ひとつのいのち』のゲネプロに登場カメラマン:オノデラカズオ (C)2022,conSept LLC  画像 5/8

山口乃々華は、目が見えないという難役を高い身体能力で、嬉しい時には素直に喜び、さびしそうな母親に対して首を傾げながら様子をうかがいそっと寄り添うなど全力で演じている。見どころとして山口は≪無言劇≫を上げていたが、パントマイムを交え日常のセリフや匂い、空気感を力いっぱい魅せている。エネルギーの塊のその様はぜひ劇場で確認して欲しい。

2ページ(全5ページ中)

関連タグ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします

関連記事