お気に入りのカットには、白いワンピース姿で海の中で
泥だらけになりながら、何かを訴えるように視線を向ける1枚をセレクト。
撮影の際には、カメラマンから、波に飲まれながらも
カメラのレンズから決して目を離さないでという
指示があったそうで、髪がぐちゃぐちゃになろうが、
顔が泥まみれになろうが気にせず撮影に挑んだとのことだ。
選んだ理由について
「この写真が実質、撮影でのラストシーン、
ラストカットだったんですけれど、海の中で波もすごく、
過酷な撮影だったのを覚えています。 泥まみれになって、
キメようとしていない、作ろうとしていない
自分が映っていてとても好きです。
このシーンのカットは、夕日がほとんど沈んだ時間の一瞬を捉えているので、
そういう意味でも、奇跡の1枚になったなと思います」と明かした。
「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊) 画像 11/13
タイトルには、フィルムに写した像などを1枚ずつ強い光で
照らし映写幕へ映して見せるものを指す「幻灯(げんとう)」
という言葉が付けられた。
どのような経緯で、このタイトルになったのか尋ねられると
「マネージャーの方と撮影のテーマを考えていた時に、
『幻』という言葉が出た瞬間に2人で『これだ!』と思いました。
そこに編集スタッフの方が、名前でもある『あかり』と言う意味もある
『灯』をつけてくれました」と答えた。
女優として幅広い表現をしてきた高石を表す言葉として、
そんな高石を1枚1枚丁寧に写し出していくという意味が込められている。
「高石あかりファースト写真集 幻灯」(東京ニュース通信社刊) 画像 12/13
タイトルにちなみ、昨今、女優として数多くの作品に出演し、
多忙を極める高石にとって、文字通り今回が一度きりの
『幻』の写真集になってしまうのではと突っ込まれると
「また、別の機会があれば、2作目、3作目と作っていければ
いいなと思っています!
これを最後にはしたくないですね。でもそのためにもまずは、
この写真集を多くの方に手にとっていただくところ
からがスタートですね!」とほほえんだ。
