八木の故郷の滋賀をはじめ、 ドラマの舞台となった北海道や新生活を送る東京、 そして晴れの成人式など、 撮影の舞台はロードムービーのように移り変わった。
2人にしかつくれない濃密な時間の中で、 気を許す石田にだから見せる八木のナチュラルな一面。 八木が表情で訴えかけるかすかなメッセージに石田がレンズを通して応える、 特別なコミュニケーション。 10代から20代へと向かう儚くも希望に満ちた時間を共にし、 八木の揺れ動く複雑な感情や心境の変化をつぶさに見つめ、 石田は八木莉可子の中にある光を写真に写しだた。
二十歳になり、 大人の仲間入りをして、 未来へ向かう八木。
250ページを超えるボリュームの本書には悩み、 苦しみ、 悲しみ、 出会い、 別れ、 そして喜び、 彼女のすべての瞬間が詰まっている。
pitter-patterーー
パラパラ、 パタパタ、 ドキドキーー
ページを捲ると、 その緊張や不安、 高鳴なる鼓動とともに、 未来へ駆けだす足音が聞こえてくる。
■著者からのメッセージ
八木莉可子コメント
この写真集は仕事をしている私ではなく、 地元にいるプライベートの私、 みたいな感じです。 だからこそ「わ、 この写真すごい顔してる」っていうようなものもあれば、 「可愛く撮れた!」と思った写真がかえって採用されていなかったりします(笑)。 それくらい、 自然体の私がそのまんま写っている、 そんな感じ?
でも石田さんがファインダーを通してマジックをかけてくださったおかげで、 気の抜けたなんともない普段の私も、 ちょっと素敵に写っているかも。 いや、 結構素敵に写っているかも!!!ここから先はもう恥ずかしくて自分では言いませんが、 とにかく石田さんが素敵に切り取ってくださいました(笑)。
ぜひあなたにピターパターと届くといいな。
石田真澄コメント
八木ちゃんと一緒に話しながらこの作品のことを考えている時間は、 とっても楽しかったと同時に、 自分のこの3年間の変化も振り返ることができました。 そして、 自分一人じゃ自分の変化に気づきにくいよなと再認識した時間でした。 私が撮った写真を見て「自分のことがちょっと好きになる」と言ってくれたことが本当に嬉しかったです。 たくさん話を聞いて、 いろんなものを一緒に見た八木ちゃんに贈る写真集。 多くの人に手に取っていただけたら嬉しいです。
