2018.03.08 公開
【アンナチュラル 中堂系】井浦新に迫る0.01% コラムPart.1 「SNS上が〝中堂先生祭り〟化する!」

井浦新(写真提供:TBS)  画像 1/4

【アンナチュラル 中堂系】井浦新に迫る0.01% コラムPart.1 「SNS上が〝中堂先生祭り〟化する!」井浦新(写真提供:TBS)   画像 3/4

そもそも、女子は男のスーツ姿が好物だが、シックな黒い上下をまとい、シャツの首元を少し開けて、ゆるめた黒いネクタイを下げた出で立ちに、「喰らった」という声が続出。

しかも、人格破綻者で口の悪いキャラながら、ガンガン正論を吐いて石原さとみ演じる三澄ミコトのピンチを救うという、〝白馬の王子さま〟的な役割を果たし、観ていた者たちのハートをギュッと鷲づかみにしてしまった。 

……で、最初の話に戻るのだが、この一連のシーンでの井浦が垣間見せたのが、どことなく危うげで狂気の一端を感じさせる表情だった。彼のパーツでとりわけ印象的なのが、ほかならぬ「目」だ。その瞳に宿る鈍い光は、いったいどんな人生を送ってきたのかと、相対する者に深読みをさせてしまう魅力を持っている。

これは役作りだけでは表現できない、井浦自身の生きざまが投影されているがゆえの魔力、と言えるかもしれない。奇しくも、死者を弔う喪服姿でありながら、現世に生きる者を助けるという──エロスとタナトスを満たす行為をなしたことも興味深い。

 

まぁ、もっともらしいことはともかく、ゾクゾクとさせられるような眼差しと、長身で均整のとれたスタイル、なおかつ知性と品性も備えた大人の男──井浦新は、遅かれ早かれ〝見つかる〟運命にあったのだ、と。

そう力説して、次回へ繋ぐことにしよう。

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