2017.08.26 公開
本編に描かれることのない中村が語る蘭丸への想いや背景は、瞬く間にファンに届く事となる。
「蘭丸のことが知りたすぎて中村蒼のインタビューを読み漁る民」「中村蒼くんのインタビュー読みたくて買ったんだけど想像の上をいく良さで泣いてる、、、完全に蘭丸が沼だった、、、好き」「林蘭丸というか中村蒼さんの演技を見て自分も蘭丸を愛したいって思ったよね、愛で満たすしかない」「あの意味深な笑みを読み解けなかったけどその解釈だと納得できる・・・蘭丸の人生を思って胸が痛い」と“絶対的悪役”に対して愛すべき存在という信じ難い意見がSNS上にあがり、異例な現象となっている。
さらに、蘭丸とロッキーとの闘いについて、中村は「どんなに蘭丸が殴ってもロッキーは立ち上がる。仲間や女性を想って背負うものがあるから。そこから蘭丸がロッキーに対する恐怖心に押されるという気持ちで演じました。蘭丸はこれまで自分が暴力という恐怖でチームを支配していたけど、あの瞬間に自分がはじめて恐怖を感じることになる。ただひどいヤツというだけではなくて、その蘭丸の揺れる感情や人間臭さも伝わったら嬉しい」とも語る。
初の悪のカリスマを演じ、まっすぐに役と向き合った中村蒼の想いは多くの人の心に届き、蘭丸という役の本質が観客に好意的且つ魅力的な存在として受け止められている。
近年では演じる振り幅の広さが注目されている中村蒼だが、本作でまた新たな魅力を開花させ、新たな領域に踏み込んだように思う。新境地を開拓し続ける中村蒼の今後の飛躍に期待だ。
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