2021.03.10 公開
斉藤和義、浦沢直樹による初のアニメーションに挑んだ「Boy」MV公開

斉藤和義(※提供写真)  画像 1/2

斉藤和義のニューアルバム「55 STONES」(3/24リリース)のリードトラック「Boy」が3月10日より先行配信シングルとしてリリースが決まり、ジャケットアートワーク、最新のアーティスト写真が公開された。さらに、ミュージックビデオが3月10日(水)のAM0:00からYouTubeでプレミア公開されることも明らかとなった。

斉藤和義、浦沢直樹による初のアニメーションに挑んだ「Boy」MV公開斉藤和義「Boy」配信ジャケット(※提供画像)  画像 2/2



「Boy」は2020年の自粛期間中、斉藤が自作ギターの制作に取り組みながらも曲を作るようなモードになりきれずにいた5月中旬に、ふと手にしたギターからこの原型が出来上がった。イントロのリフが出来た頃には既に手応えを感じる程で、それからメロディも歌詞も一気にアイデアが湧いたという。ただ、この曲はライブツアーメンバー(Ba:山口寛雄、Gt:真壁陽平、Dr:平里修一)と共にスタジオで仕上げていきたいと考え、緊急事態宣言が明けた直後の5月下旬に久しぶりの再会を果たしレコーディングされた。その貴重なスタジオセッションの映像はアルバム「55 STONES」の初回限定盤に収録されている。

そして、プレミア公開となる「Boy」のミュージックビデオは小学館ビッグコミックスピリッツで連載中の連続漫画小説「あさドラ!」をはじめ、代表作に「YAWARA!」「Happy!」「MONSTER」「20世紀少年」など、数々の名作を世に送り出している日本が誇る漫画家・浦沢直樹が手掛けたことも明らかとなった。きっかけは浦沢と元々親交のあった斉藤が直接オファーしたことからスタート。ホウキをギター代わりにかき鳴らす少年のラフ画を浦沢から見せられた斉藤は、曲のイメージと完全に重なったと言い、それを受け浦沢も直ぐに絵コンテを作成し具体的にアニメーションの制作に入った。自身の連載や企画を多数抱える中、それ以外の時間を全て費やしての制作となった。浦沢作品はこれまで何度もアニメ化されているが、アニメーションを自らの手で描くのは浦沢にとってまったく初めての作業。作画は1000枚近い枚数におよび、途中あまりに酷使されたアップルペンシルの先端が削れて穴が空くハプニングもあったという。こうして出来上がった浦沢のアニメーションは、斉藤が作詞を進めながら頭に浮かんでいたイメージそのままで、まったく内容については打ち合わせをしなかった二人の感性が見事にシンクロした作品となった。実に宿命的とも言える二人のコラボレーションを目撃して欲しい。


浦沢直樹・コメント】
「ある日突然、和義くんからの電話。「こんな曲が出来たんですが、浦沢さんこれでなんかできませんかね?」いつものとぼけた口調で。でもその曲を聴いた瞬間に、一気に頭の中に画面が浮かび、僕も「うん、なんかできそう」と。こんな感じですぐに絵コンテまで出来上がったのはいいのですが。そこからが初めてのアニメーション!まったくゴールの見えない、一人だけのアニメ制作は想像を絶する大変さでした!しかし、描けば描くほどに絵を動かす楽しさが膨れ上がり、まさに「Boy」という曲がもつエネルギーに衝き動かされるように仕上げました。お楽しみください!」


<配信シングル>
斉藤和義『Boy』
2021年3月10日リリース
https://jvcmusic.lnk.to/Boy

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