■20年経った今でも熱狂的ファンの多い『池袋ウエストゲートパーク』
2000年4月期に放送された『池袋ウエストゲートパーク』。この作品が宮藤の連続テレビドラマ脚本デビュー作となる。原作は石田衣良による同名小説で、「I.W.G.P」の愛称でも知られている人気シリーズ。池袋を舞台に、果物屋店番兼トラブルシュータ―である主人公の真島誠(長瀬智也)がストリートギャング・Gボーイズの安藤崇(窪塚洋介)らとともに次々起こる難事件を解決する青春ミステリーだ。長瀬、窪塚のほかにも、当時は若手俳優だった加藤あい、山下智久、妻夫木聡、坂口憲二、小雪、佐藤隆太、阿部サダヲらが出演し、人気が急上昇するなどの大ヒットドラマとなった。登場人物それぞれが強烈なキャラクターであると同時に、劇中では斬新でユニークな演出が随所にちりばめられており当時は大きな話題に。伝説の作品として放送から20年たった今でも熱狂的なファンが多い。
なお、連続ドラマから3年後に放送されたスペシャルドラマ『池袋ウエストゲートパーク SOUPの回』も配信する。
■豪華な共演者と各話女性ゲスト、そして長瀬のダンスにも注目!『うぬぼれ刑事』
2010年7月期に放送された『うぬぼれ刑事』。宮藤にとって初めてのオリジナル刑事ドラマの脚本であり、第29回向田邦子賞を受賞した記念すべき作品でもある。本作で長瀬が演じたのは、超恋愛体質で捜査に支障をきたすほど惚れっぽく、その惚れてしまう女性はことごとく怪しい容疑者という、理不尽を抱えてしまう刑事。共演者は、生田斗真、中島美嘉、荒川良々、要潤、矢作兼(おぎやはぎ)、坂東三津五郎、西田敏行といった超豪華俳優陣。また、長瀬演じるうぬぼれが惚れてしまう女性ゲストが毎回豪華なことでも話題を呼んだ。他にも、バーで恋愛話に興じるうぬぼれ屋の男5人「うぬぼれ5」の会話や、惚れてしまった犯人の女性に白いスーツで踊りながら近づく長瀬のダンスシーンは必見!
年末は、Paraviで『池袋ウエストゲートパーク』『うぬぼれ刑事』、そして新年はTBSで『俺の家の話』と、長瀬智也×宮藤官九郎ドラマの“沼”にどっぷりハマってみるのはいかがだろうか。
<プロデューサー・磯山晶コメント>
『俺の家の話』放送記念ということで、このたび『池袋ウエストゲートパーク』『うぬぼれ刑事』が初めて配信されることとなりました!
コロナ自粛の日々、海外のいろいろな配信ドラマを見ましたが、そのたびに『池袋』や『うぬぼれ』も人気配信ドラマに負けないクオリティなので、いつかラインナップに並ばないものだろうか? と思っていました。今回、改めて皆さんに見ていただける機会を得て、大変うれしく思います。
私たちの熱いタッグはここから始まりました。宮藤官九郎初めての連続ドラマであり、今はもう集められないようなスターたちが野放図に集合していた『池袋』、その10年後、宮藤官九郎さん自身が演出した作品で、女優さんたちのキャスティングと慣れないトリックに奮闘した『うぬぼれ』、どちらも自信作です。ぜひ、お楽しみください!!