有村架純『姉ちゃんの恋人』出演シーン (C)カンテレ 画像 3/5
―桃子を演じるうえで意識していることは何ですか?
桃子にも辛かったこと、苦しかったことがあったことを忘れちゃいけないなって思いますし、桃子が笑うたびにその背景にある人間味を出せたらいいなと考えてきました。それは3人の弟たちと一緒にいる場面というより、真人さんや親友のみゆきや菊雄おじさんといった外の人との場面で本音が見えることで、うまくバランスを取れたらいいなって思いながら、これまで演じてきました。
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―作品全体の世界観やメッセージ性については、どう感じていますか?
私自身、このドラマは優しいとか温かいだけではなく、もっと先のテーマがあるはずだと思っていたのですが、岡田(惠和)さんが「祈りのようなドラマ」とおっしゃっていて、すごく腑に落ちたんです。目に見える繋がりではなく、精神的なところで繋がることが大事だと思いますし、人の幸せを祈るって、やっぱりそこに愛がないと生まれない感情だと思うんです。“姉恋”の世界に生きている人たちは、みんながみんなの幸せを祈っていて、「どうか悪いことが起きませんように」と願っています。そんな登場人物みんなの祈りが重なり合うことで、自然とみんなが繋がっているような世界観が出来上がっているのかなと思います。
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―第7話の見どころをお願いします。
第7話は和輝との関係をいつ桃子に言うのか頭を悩ませていたみゆきにとっては、ようやくそれが解消される回になりますし、みんながハッピーで、笑顔が多い回です。だからこそ、一緒に「何も起きませんように」「幸せになって欲しい」って祈りながら見てもらえたらと思います!