2020.06.14 公開
のん、又吉直樹エッセイ『東京百景』電子版カバーに起用!コラボ朗読動画も配信

のん、又吉直樹  画像 1/3

又吉直樹の自伝的エッセイ集『東京百景』(KADOKAWA)の電子書籍版の販売が開始された。

のん、又吉直樹エッセイ『東京百景』電子版カバーに起用!コラボ朗読動画も配信のん、又吉直樹  画像 2/3

自分を呪い、傷つき、あきらめかけ、しがみつき、また傷つき……。そんな著者自身の不安と憂鬱に満ちた青春の日々を描いた『東京百景』は、芥川賞を受賞以前の2013年に発表された100篇の物語から成るエッセイ集だ。ナイーブで感傷的な視点から描かれる文章は多くの書店員から「傑作」と称され話題を呼び、10万部のヒットとなった。芥川賞受賞作『火花』や映画『劇場』の“原作”とも言うべき物語(『池尻大橋の小さな部屋』)が収録される、又吉文学の『原点的作品』でもある。
7年の時を経て4月に文庫化され、すでに重版も決定した傑作エッセイ集が、生活スタイルの激変した現在の状況を受け、電子書籍の発売を決定した。

のん、又吉直樹エッセイ『東京百景』電子版カバーに起用!コラボ朗読動画も配信又吉直樹『東京百景』電子版  画像 3/3



今回の文庫化に当たって、単行本の表紙にのんを起用。また、のんと又吉による朗読動画を制作し、もう一つの『東京百景』としてYouTubeで公開。さらに、相方との日々、そして現在に至る“東京百景”以降の想いを綴った書き下ろしの最新作『代田富士見橋の夕焼け』を収録する。


のん・コメント】
お話をいただいてとても嬉しかったですが、「又吉さんの本にのんの顔が載るの?」と不思議な気持ちでした。でも又吉さんの青春が詰まっていて心にグッと来て、是非やってみたいと思いました。撮影には『東京百景』に漂う青春の痛み、油断している中に切なさが滲む雰囲気を表現しようと臨みました。動画で朗読もしている『池尻大橋の小さな部屋』の、「その人はそこで逃げるべきだったのかもしれない」という言葉が妙に残って切なかったです。悔しさが感じられる強い言葉でした。又吉さんと初めて朗読をしましたが、とても不思議な空気が流れていました。意外な組み合わせだなと思う方、どうなっているのかなと気になる方、是非その興味のままに見てほしいなと思います。

コラボ動画URL:
https://youtu.be/Gl32MSson9c

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