PC・周辺機器販売大手フォックス社の社長・郷田行成(ごうだ・ゆきなり)役は戸次重幸。戸次は昨年4月期の『集団左遷!!』へのゲスト出演以来の日曜劇場出演。池井戸作品の日曜劇場出演は『下町ロケット』(2015年)以来となる。半沢に舞い込む大手IT企業の敵対的買収の案件。その買収劇の中、半沢が絶体絶命の状況に陥った際にホワイトナイトとして現れるのが郷田だ。しかし彼には大きな裏があった・・・。
また、その買収に関わり、アジア進出を視野に事業拡大を目論む大手IT企業「電脳雑技集団」の副社長・平山美幸(ひらやま・みゆき)役は、日曜劇場初出演となる南野陽子。南野演じる美幸は、大阪市内の大きな商家出身で、高圧的かつヒステリックな性格。社員たちに滅私奉公を求める態度が抜けず、同社の社長で夫の平山一正(ひらやま・かずまさ)と共に自社の“粉飾”を隠していく。
そのほか、半沢と同じく銀行からの出向組で、銀行へ戻るためにあれこれと画策する諸田祥一(もろた・しょういち)役で池田成志、大手IT企業の敵対的買収の件で、買収される会社のアドバイザーとして関わる太洋証券営業部長・広重多加夫(ひろしげ・たかお)役で山崎銀之丞が出演。実力派俳優らのストーリーへの関わりにも注目していただきたい。
そして「銀翼のイカロス」を元にした後半では、アナウンサーから政治家に転身した国土交通大臣・白井亜希子(しらい・あきこ)役で江口のりこが出演。大手航空会社・帝国航空の再建をめぐり“半沢潰し”の急先鋒として鋭く斬り込んでいく。名バイプレーヤーとして様々な作品で存在感を示している江口が、今作ではどのようなインパクトを与えるのか。
江口演じる白井大臣が立ち上げた再生組織、帝国航空再生タスクフォースのリーダー・乃原正太(のはら・しょうた)役は筒井道隆。やり手弁護士の乃原は、相手を小馬鹿にしたような高圧的な態度を取り、頭取である中野渡に対しても脅しをかけるような人物だ。これまでの筒井の印象を大きく変えるであろう乃原役にぜひ期待していただきたい。
さらに、白井大臣を支援する進政党の大物議員・箕部啓治(みのべ・けいじ)を演じるのは、日本を代表するベテラン俳優のひとりである柄本明。日曜劇場への出演は『A LIFE~愛しき人~』(2017年)以来3年ぶりとなる。柄本佑、時生の息子二人も俳優であり、彼らの妻である安藤サクラ、入来茉里も女優という芸能界屈指の芸能一家の長である柄本。彼が醸し出す芝居の深みと強烈な存在感が、得体の知れない恐怖を持つ大物政治家として半沢に容赦なく襲いかかる!
フレッシュな顔ぶれが揃った半沢の新たな“同志たち”と、個性派俳優たちによって固められた“半沢包囲網”。はたして半沢は同志たちと共に、立ちふさがる強固な包囲網に打ち勝ち、渾身の「倍返し」をすることができるのか!? 新たな『半沢直樹』に、ぜひご期待ください!日曜劇場『半沢直樹』(C)TBS 画像 4/4
【出演者・コメント】
<賀来賢人>
前作はリアルタイムで見ていたので、その世界観に自分が入っている感覚がすごく不思議でした。半沢さん(堺雅人さん)とお芝居をすることができ、非常に光栄に思っています。
僕の演じる森山は「東京セントラル証券」のプロパー社員で、銀行からの出向組にコンプレックスを持ちながら「いつか見返してやる」と思いながら真面目に熱心に仕事をしている男です。半沢さんと出会って、森山がどう変わっていくのか、そんな人間的成長や変化を見せられればいいなと思っています。
(主演の堺さんには)撮影初日で衝撃を受けました。周囲がすごくやりやすいお芝居で引っ張って下さるので、堺さんから出るセリフ・表情・テンポに必死に乗っかっていこうと思っています。
プレッシャーもありますが、このような作品に携わる機会はなかなかないので、一生懸命やるだけです! 楽しみたいと思います。
<今田美桜>
今回、スピンオフ企画に続いて本編にも出させていただきます。スピンオフ企画も緊張しましたが、本編は「本物だ!」という感じで、凄く緊張感があります。私が演じる瞳は明るくて芯も通っていて、まっすぐな女の子で、働き方改革によって働きたいけど早く帰される悩みを抱えつつ、半沢部長に憧れている女の子です。堺さんと初めて共演したシーンでは、ようやく憧れの方と会えた感じがしました。
この作品に自分が参加させてもらえることはありがたいですし、これからの撮影も楽しみです。瞳自身が持っている明るさやまっすぐさや、フレッシュさも出せたらいいなと思います。
紅一点として大人の男性たちのぶつかり合いに揉まれながら、成長できたらいいなと思います。頑張ります!
