2月18日から開幕する舞台『バレンタイン・ブルー』。avex management所属の俳優によるユニット「Avenue X theater」での第1回公演として注目を浴びており、作・演出に、舞台演出家として20年以上にもわたり活躍している堤泰之を迎え、さらに話題を呼んでいる。
この作品で主演を務めるのが、SUPER☆GiRLSの元メンバーで、現在は俳優、声優、タレントとして活躍する前島亜美。アイドルを卒業して3年、多彩な活動をする中で今回の舞台にかける意気込みを本人に語ってもらった。
○アイドル卒業から3年、舞台役者を軸に
———SUPER☆GiRLSを卒業して3年、前島さんは、俳優、声優、YouTubeと幅広く活躍されている。
前島:そうですね、舞台でのお芝居を軸に、声優やYouTubeでの活動をさせていただいています。俳優やお芝居と一口に言っても、ドラマや映画もありますし、声優だって声のお芝居ですし、いろいろな世界があります。そんな中で私がやりたいのが舞台のお芝居なんです。舞台もストレートプレイや翻訳劇、漫画やアニメを原作とする2.5次元と呼ばれるものなどさまざまなジャンルがあり、それぞれで使う神経や筋肉が違いますが、それらを含めて私は熱量を生でお客さんに伝える舞台演劇がすごく面白いと感じています。俳優の仕事やお芝居が好きというより、舞台が好きなんです。
———軸は俳優とのことですが、前島さんは声優としても活躍されています。先ほども“声優は声のお芝居”と表現されていましたが、舞台との違いということではどういうことを意識されていますか?
前島:声優は職人だと思っています。映画やドラマ、舞台は、まず私という本人があった上で役をいただき、自分の経験や引き出しを重ねて色をつけていくのが大半。私は今22歳なので、実写や舞台だと年相応の女の子を演じることが多いですが、声優はキャラクターの絵が最初にあります。そのキャラクターを演じる場合、私の外見は関係ないですし、それどころか年齢や性別も違うことだってあります。本当にいろんなスキルや技術が必要で、声優をやり始めた頃は戸惑うことだらけですごく悔しい思いもたくさんありました。でもその分、いろんな役にチャレンジできる機会も声優ならあるのを面白く感じています。
———誰かを演じる俳優や声優以外にも、前島亜美さんご本人としてYouTubeでも活動されています。
