2020.02.02 公開
彼女がいるけれど、瑞穂のことも好きな啓介を演じた笠松。「このご時世、中々演じずらい・・・」と話し始めると会場に笑いが起こり、そのまま宇賀那監督と萩原にいじられた笠松は、「いろんな人にリスペクトというか、愛をもって、生きているということを念頭に持って、台本を読みました」と、啓介という役について語った。
カリスマモデルのテテを演じた大野は「カリスマって何だろう?っていうところからすごく考えました」と話し、「自分なりに考えて自分の意見を正当化できる人、周りの意見に流されない人物」と、テテを演じる上で核となった部分を伝えた。
本作のポイントの1つでもある、萩原演じる瑞穂と、笠松演じる啓介の関係性。二人のやり取りの中でも一番重たいシーンの撮影があったのはなんと朝一で、二人は「はじめまして」の状態だったという。「啓介のことをちゃんと好きになれるかな?っていうのを心配していたので、家でずっと笠松さんの写真を見ていました(笑)」と明かすと会場の温度が上がり、「瑞穂にとってそれが核になるし、大事だと思っていたので、必死に好きになろうと思っていたんです」と、瑞穂に対する想いと共に続けた。
3人の生活を中心に様々なシーンがある中で、本作ではじめてやったことについてMCが伺うと、今泉は「初めてクラブに行きました。入った瞬間にすごいテンションが上がっちゃって。すごい朝早かったんですけど、愛ちゃんとずっと踊ってました(笑)」と、初クラブの楽しさを伝えた。同じく初クラブで、事前に動画を見て学んでいたという大野も「初日がクラブでかっこよく踊ってるシーンだったので、すごくドギマギしてのインでしたね(笑)」と撮影を振り返った。
フォトセッションのあと、宇賀那監督より「この映画はすごくささやかな映画で、3人の生活を覗き見るような映画です。僕が愛・瑞穂・恵梨香の3人に大丈夫だよと言ってあげたくて作りました」と伝え、続けて「その大丈夫だよというのは、“うまく行くから大丈夫だよ”ではなくて、“あなたたちが悩んでいる姿を見ている人は絶対にいるし、あなたたちの魅力というものは絶対に存在するから大丈夫だよ”という想いで作りました」と、本作に対する想いを述べ、『転がるビー玉』の先行公開初日舞台挨拶は幕を閉じた。
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