斎藤:いや、こちらのセリフですよ(会場に笑いが!)
登坂:僕も一緒に作品をやってから親交をもっていたのですが、メールとかでも、「いつか他作品とかでもご一緒できたらいいですね」と夢物語っぽく話したんですが、まさか、こんな早い形で、しかも、長男!すごく運命的なことを感じて、その後、斎藤さんとのメールやりとりで、気が引き締まったというか、これでやっと雨宮兄弟が成立するんだというのを感じました。
TAKAHIRO:その直後に、登坂がLINEのグループを作って。雨宮兄弟というグループ名で。(会場に歓声が!)斎藤さんが参加する前に少しでもコミュニケーションを取りたいなと思ったところでそのグループができて、この2人(TAKAHIRO、登坂)が先に海外ロケに行っていたので、ほぼ毎日のように撮影現場の状況をお伝えしたり、写真を送り合ったりとかして。その中でも斎藤さんが「まだ、日本にいるんですけど、僕は弟たちを思いながら頑張ってます」と熱い文書をくださいましたね。
斎藤:戦時中の妻みたいな気持ちでした。(会場に笑いが!)
山口監督:今作を作った上での意識したことは、もともと、HIROさんと久保監督の世界観を壊さずつくることを慎重にしないとなと。ただ、前作では<全員主役>というのがテーマとしてあったんですが、今回は<雨宮兄弟>にフォーカスを絞る、ということと、今まで描かれたことない人物について描く作業だったので、今までの世界観を壊さず、いかに雨宮兄弟を人間として描いていくかをすごく気を使って作りました。
■撮影中のエピソードについて
TAKAHIRO:とにかく、暑くて。革ジャンにバイクも暑くて。体感は50度近いんじゃないですか?!革ジャンでアクションの時は80度とか。(会場に笑いが!)本当に1日撮影で2〜3キロ体重が落ちるほどの暑さでした。監督も徐々に真っ黒になって現地の人に似ていきましたね(笑)
山口監督:現場で「全裸カット撮ってHIROさん笑わせるから!」と言ってたことあるんじゃないですか、なぜ実行できなかったんですか?一応、肌色のパンツも用意してカメラもセッティングして、じゃ、やろうかなーと思ったら、直前に「やっぱ、やーめた!」となって気になってました。