清水くるみ「むしろ逆で、私自身は台本を覚えるのが速くないと思っているんです。だから、私だったら時間がかかるだろうなと思うような長ゼリフを片寄さんは覚えていたので、「どうやって覚えるんだろう?」と思って聞いたんです。そうしたら、「普通に読み込んで覚えます」と言われて「あっ、そうですか」みたいな!(笑)そこで、私は声の流れやリズムで覚えますというのは言いました」
片寄涼太「そう、声の流れやリズムで覚えていると言ってましたね。歌うのも好きだと言っていて、それこそ舞台やミュージカルも経験されているので、そういうセリフの覚え方もあるんだと話を聞いて思ったのを覚えています」
片寄涼太(C)LDH ASIA 画像 7/10
『TOKYO COIN LAUNDRY』場面写真(C)LDH ASIA 画像 8/10
Q.そんな清水さんの役に対する姿勢もあって、片寄さんの発するセリフと呼応する感じが生まれたのかもしれませんね?
片寄涼太「リハーサルを経て本番を撮っていったのですが、トライしてくれているのが伝わってきていたので、僕も生の空気感に反応するというのはありました。台本自体も舞台っぽさがあったり、ワンカメでの撮影もところどころ出てきたりするので、緊張感やリアルな間を画面からも届けられたら面白いのかなと思っていました」
Q.そこを意識しながら見ていくと、かけ合いの面白さもさらに見えてくるかもしれないですね。そういう意味でも清水さんの演技に触発されたこともあったのではないですか?
片寄涼太「吹っ切れ感というか、自ら面白さをさらけ出して演じ切るというのは勉強になりました。その後に『PRINCE OF LEGEND』という作品の撮影に入ったんですが、朱雀奏という役でコメディのエッセンスを出す時の参考にもなった気がします」
清水くるみ「ありがとうございます。そう言っていただけるのは正直に嬉しいです。あと、かけ合いと言えば、5話で優斗くんが想いを伝えるクライマックスのシーンはやはり見どころかなと思います。台本を読んでいても、誰もが経験したことがあるんじゃないかなと思うほど凄く共感する部分が多かったです。そうやって、笑いでぶっ飛んでいるシーンもあれば、リアルに心のそこにズドーンと来るシーンもある作品なのかなと思います」









