酒井は「47都道府県を回るので、(新喜劇が)放送されていないところでもやらせていただける。いろんな地方の皆さんにかわいがっていただき、もっともっと大きくしていきたいなと思います…私の体を!」とダイナミックにひとボケ。「これが座長のボケやで〜!」と叫んで沸かせた。
質疑応答では、「今年にかけての全国ツアーで感じた観客の反応は?」との質問が。酒井は東北地方の観客の盛り上がりに触れ、「あんなにキャーキャー言われたのは初めてで舞い上がりました」。「そのぶんハードが上がっている」とはすっちーの弁。「新喜劇は見たことない、来てくれるんや、という感じやったけど、次は真価が問われる」と表情を引き締める。
テレビで放送されていないエリアもあり手探りの公演でしたが、川畑も「どこに行っても受け入れていただいた」としみじみ。「でも、今回は(座長の)人数も減るので、またもや模索している状態。なんとか成功に向けて頑張りたい」と決意を新たに。小籔は「ちょっと懐疑的に見てる貴婦人や、キョトンとしてるちびっ子もいた」と振り返り、「序盤の方はふ〜んという顔やったけど、二景以降は死ぬほど笑ってたので『これで好きになってもらえたかな』と手応えを感じた。今年も見たことない人に来てもらえたら」と期待を述べた。
海外公演も行うことから、まだ見ぬ観客との出会いも楽しみな様子。インスタグラム等で、海外に赴任中の新喜劇ファンから「こっちに来てから見られない」とコメントをもらうこともあるという小籔は、「大阪に帰ってこられるまで放っておかず、思い出してもらえるようにおうかがいする感じかな」。川畑は久々の海外公演に興奮を隠せず、「これを機に『来週オレ、名古屋公演やねん』みたいな感じで、『来週オレ、ニューヨーク公演やねん』みたいになれればいいなと思います」と夢を広げる。「スペインで、一の介師匠が『おじゃまします』と言って(闘牛の)牛にパーンとぶつかられたらおもしろい」と仰天アイデアをぶち上げたのはすっちー。以前、映画祭でスリランカを訪れた際、モテモテ体験をした酒井は、「ぜひスリランカにホットパンツで行って、いい人を見つけて結婚したいです」と野望を語った。
ベテラン勢の参加については「まだわからない」としながらも、「チャーリー(浜)さんや桑原(和男)師匠も含め、配慮しながらおうかがいを立てて、元気なら出ていただきたい」と小籔。また、前出の「キューッとなる」発言についてきかれると、「僕が楽屋に入るとシーンとなって、5分ぐらい誰もしゃべらない。みんなピリッとする」と事実を認める一方で、「キューッとなるのをオレのせいやと思うな、と。おまわりさんが来てキューッとなるのはやましいことがあるから。つまり、オレじゃなくお前が悪い、と今別府を詰めたこともあります(笑)」と小籔節も炸裂!? とはいえ最後は「今回のツアーでは和気あいあいとした楽屋を目指したい」と宣言して笑いを誘った。
「吉本新喜劇ワールドツアー〜60周年 それがどうした!〜」のチケットは12月11日(火)より先行販売がスタートする。
【ツアー概要】
「吉本新喜劇ワールドツアー〜60周年 それがどうした!〜」
会場:全国47都道府県の会館
期間:2019年3月28日(木)〜9月8日(日)
公演時間:約2時間を予定
料金:前売5500円〜(全席指定)
※ 12月11日(火)〜チケット先行受付スタート!※3〜5月公演分
※ チケット一般発売 12月22日(土)
海外公演については後日発表!
ツアースケジュールほか詳細は吉本新喜劇オフィシャルサイトでチェックしてください!
http://www.yoshimoto.co.jp/shinkigeki/