EXILE/EXILE THE SECONDの橘ケンチと日本酒界の革新的なひと蔵として名高い新政酒造のコラボレーションによる日本酒〈亜麻猫橘〉のリリース情報が、『Discover Japan』1月号(12月6日発売)「風土を醸す酒」特集号の誌面を通して発表された。
パフォーマーとしての活動だけでなく、本好きが高じて始めたコミュニケーション空間〈たちばな書店〉の主宰といった様々なプロジェクトを行っている橘ケンチは、日本酒にも造詣が深い。「現代の日本酒の味わい深さを始め、日本各地の文化の拠点となっている酒蔵さんの魅力を多くの方に知っていただきたい」と、これまで多くの実力派酒蔵や日本酒の現在を紡ぎ続けるキーパーソンとの対話を積み重ねてきた。今夏約3年半ぶりのオリジナル・アルバム『STAR OF WISH』をリリースした後、全国ドーム・ツアー『EXILE LIVE TOUR 2018-2019 “STAR OF WISH”』を敢行する現在も精力的に各地の酒蔵へと足を運んでいる。
今回酒造りをともにした新政酒造もそういった様々な機会に親交を深めてきた蔵元のひとつであり、「日本酒を深く理解するためにどうしても造りに入ってみたいと考えた時にまっ先に思い浮かんだのが、味や酒質が好きであったことはもちろん、酒造りに対する哲学に感銘を受けていた佐藤祐輔さんのいらっしゃる新政酒造だったんです」(橘ケンチ)と自身の想いを具現化。新政酒造にとっても外部の人間を一定期間しっかりと蔵に招き入れて酒造りをともにする本格的なコラボは異例であり、アーティストとしては初となる快挙となった。
でき上がった1本は、新政酒造の人気銘柄である亜麻猫をベースに、4月の生酛立て、5月の仕込み、6月の搾り、そしてデザイン案のやり取りを重ねつつ10月末に行った最終のボトル・セットアップまでの全工程を実際に経験した上で、橘ケンチが今後日本文化を応援していく際のキーワードとなる〈橘〉の名を冠した〈亜麻猫橘〉としてついに完成した。