★スタッフコメント
樋口尚文監督 コメント
私はかねて女優としての前田敦子さんに心酔していましたが、いつか前田さんでマーティン・スコセッシ『アリスの恋』のようなカッコいいシングルマザーが描けたら、というかなわぬ夢を持っていました。その「まさか」が今回の『葬式の名人』で実現、前田さんは初の関西弁も味方につけて、初のママ役をもの凄い集中力で演じきってくれました。これ以上はない相手役の高良健吾さんの繊細で緻密な演技も必見です。しかもなんと世界的文豪の川端康成の小説を原案とした、コメディありラブストーリーありファンタジーありの〈世にもフシギなお通夜〉に、観客の皆さんにも笑って泣いて「参列」していただきたいです。
大野裕之プロデューサー コメント
コメディを書いたはずが、前田敦子さんの情愛あふれる熱演に何度も泣かされ、高良健吾さんの色っぽくて真っ直ぐな演技に震えました。樋口尚文監督はじめ名匠スタッフ陣のおかげで、大切な同級生のお通夜を通して、生きることの大切さをユーモラスに描く作品ができました。
それにしても、川端康成の母校である大阪府立茨木高校でのロケは、映画の達人たちによる楽しいお祭りのようでした。(実は、茨木高校は私の母校でもあるので、本当に感無量なんです!)皆様もこの熱いお祭りに、奇妙で感動的な<同窓会>に、ぜひおいでください!
★作品概要
▷ストーリー
大阪府茨木市にある簡素な木造アパートで、息子と二人で暮らしている28歳・雪子。
ある日、彼女のもとに高校時代の同級生の訃報が届く。卒業から10年の時を経て、通夜に集まった同級生たちが体験したのは、これまでに見たことも聞いたこともない奇想天外なお通夜だった――。
★作品情報
■タイトル:『葬式の名人』
■公開日:2019年公開
■キャスト:前田敦子 高良健吾 ほか
■スタッフ:
監督:樋口尚文(『インターミッション』)
企画:榎望(『日本のいちばん長い日』『駆込み女と駆出し男』『母と暮せば』)
プロデューサー・脚本:大野裕之(『太秦ライムライト』)
撮影:中堀正夫(『鏡の女たち』) 美術:部谷京子(『Shall we ダンス?』) 音楽プロデューサー:佐々木次彦(『おくりびと』)
音楽:上野耕路(『ヘルタースケルター』) 照明:祷宮信(『GONINサーガ』)
編集:大島ともよ(『戦場のメリークリスマス』) 劇中マンガ:やまだないと(『フレンチ・ドレッシング』)
■原案:川端康成
■配給:ティ・ジョイ
■公式サイト:http://soushikinomeijin.com/