8月20日、シンガーソングライターの川嶋あいがデビュー15周年のアニバーサリーライブを昭和女子大学・人見記念講堂にて開催した。今年で16回目を数えるこのライブはタイトルを「Ai Kawashima 15th anniversary〜BIRTH〜」と題し、デビュー15周年ならではのライブステージを届けた。
ステージに登った青く光る三日月を背に登場した川嶋は『もう一度』からライブをスタートする。最初のMCに入り観客へ向けて挨拶をする川嶋は「今年で16回目を迎えることができました。こうしてこの日に歌えること本当にを心から幸せに思っています。もう始まってしまったけど、一瞬一瞬を逃さずに大切に歌って行きたいと思います」とライブへの意気込みを述べた。
続けて川嶋は『サマーブリーズにのって』『スーツケース』をそっと歌い上げ、『シャングリラ』ではステージにピアノを持ち込み弾き語る。高校生の頃、路上ライブをキーボードで1000回も行ってきた当時を「すっごく小さなキーボードで歌っていたんですけど、お客さんよりちょっと下の目線からいろんなものを見上げてきて、嬉しかったことを思い出します」と振り返る。会社帰りのサラリーマンやOL、同世代の子の「頑張ってね」の声に励まされたという川嶋。「いつまでも路上で歌っていられるような気持ちになりました。喜びや嬉しさは本気で自分で踏み出した時に『絶望』の先に『希望』があるとんだと気付けたと思います。こうして思うことができるのは、あの時見たいろんな景色と出会ったたくさんの人たちが私自身に少しずつ小さな夢の足跡をくれたからだと思ってます」と語った。路上で聴いてくれた人々の顔を思い浮かべるように『絶望と希望』を気持ちを込めて披露する。これまで歩んできた時間を回想するようなメロディーを奏でた。
