頭上で手を左右に振る様子から名付けられた沖縄民謡・カチャーシーを、陽気さは残したままロックアレンジされたBGMが流れる。カチャーシーは、沖縄方言の訛で「かき回し」という意味があるそうだ。午後のGRASS STAGEをかき回しにORANGE RANGEが登場した。
ORANGE RANGEの代表的なサマーな楽曲『上海ハニー』で幕開けだ。再びカチャーシーを踊り、メンバーとオーディエンスによる「イーヤーサーサー」のコールアンドレスポンスが行われた。HIROKI(ボーカル)は、「ロックインジャパン楽しんでる?新曲でもそのテンションで来れる?沖縄の風、感じてください!」と呼び掛けた。ORANGE RANGEと同じ空間にいるだけで、沖縄のイズムを感じる。
ORANGE RANGE ©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018 画像 2/7
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パフォーマンスは中盤へ。5月9日に配信リリースした、4つ打ちのビートが印象的な『Ryukyu Wind』をパワー全開で披露した。「新曲でアガるってすごいね、ありがとう!」と、感謝の気持ちを述べた。さらに、『以心電信』は、ステージ上のメンバーとオーディエンスとの大合唱が圧巻だ。曲中のフレーズ「僕らはいつも以心伝心」を用いたコールアンドレスポンスが行われ、GRASS STAGEにいた誰もがバイブスが上がった。
RYO(ボーカル)は、「今日はお祭り騒ぎ。誰も置いていきませんよ。」と会場の端まで見渡し、静かにつぶやいた。「まだ終わらせねぇよ。こんなに晴れてくれました。集まってくれました。どうよこのロケーション?!」ヒット曲『ロコローション』の歌詞を引用したMCから、夏真っ盛りの楽曲を披露した。