こやまは、「はじめて観るよって人!」「はーい」「すぐに降ろしてください」とクスッと笑えるやりとりをし、心をぐっと掴んだ。続けて、「大雨の中、お集まいただきありがとうございます!」と分かりやすい嘘をつき、これまたドッと笑いを取り、「この楽しさだけは嘘じゃいってこと」とクサい台詞でキメた。
「サビでタオル回すタイプの曲やっても良いですかー!持ってない人は、右手首腱鞘炎になるまで回してもらっていいですか」と、前髪の間からいたずらな笑顔をのぞかせ、こやまが呼びかけた。『 L・O・V・E タオル』の歌詞通り、オーディエンスは、タオルをはやくふりまわした。繊維が飛んでくるかもしれないほどのアクションだ。
ここで、こやまはコンプレックスがあることをカミングアウト。それは「肩幅が狭いこと」だそうだ。「肩幅が広い人のことも、肩幅が狭い人のことも肯定する曲を作ってきました。」と曲に込めた思いを語り、『肩 have a good day -2018 ver.-』を、目を瞑って空を仰ぎ、熱唱した。この曲の聴きどころのひとつは何と言ってもしっとりとした「もりもと口笛タイム」だ。ばっちりキメると、広大なGRASS STAGEから歓声が上がった。
ヤバイTシャツ屋さん ©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018 画像 5/7
ヤバイTシャツ屋さん ©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018 画像 6/7
空気は一変し、ロックなサウンドが印象的な『Tank-top of the world』を駆け抜けるように披露。
「ほんまに楽しい、ありがとうございます。」息が上がったまま言葉にした。GRASS STAGEの出演について「大抜擢過ぎると思ってます。選んでもらったからには全力でやらなあかんなと思ってやってます。」と熱い気持ちを語った。