今年で19年目を迎えた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」最大の目玉となったのが、サザンオールスターズの出演。4日間のイベントの総決算となる最終日の大トリで登場し、90分にわたってたっぷり17曲を披露した。
ライブ開始前から自然に手拍子が沸き起こる会場。颯爽とメンバーが現れると、原由子(Key./Vo.)の奏でるキーボードのイントロから『希望の轍』がスタート。夏にピッタリの人気曲に大歓声が沸き起こった。続いてはラブソングの名曲『いとしのエリー』。桑田佳祐(Vo./Gu.)の歌声と、彼の奏でる切ないギターが夕暮れのステージに響いた。
「どうもありがとうございます!大丈夫?もう飽きてませんか? まぁ、すぐ終わりますので。」軽妙なMCで桑田が会場を和ませると、曲は『涙のキッス』へ。往年のファンにはたまらない隠れた名曲『My Foreplay Music』、それに続く『愛の言霊(ことだま)〜Spiritual Message〜』では、ステージ上に炎が上がる演出で曲を盛り上げた。
「サザンオールスターズは今年で40周年!みなさんのおかげでゾンビのように出させていただいてます。これからもよろしくお願いします!ってとこかね(笑)」照れながらも感謝の気持ちを口にする桑田。次の曲は40年目の新曲『闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて』。等身大の彼らの世代に送るメッセージソングをステージ端の柵にまたがって熱唱した。
ここで雰囲気が一転。ステージに波の音が流れてからの『真夏の果実』。そして『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』へ。黄昏時の空の下、集まった数万人のひとりひとりが曲への思いを馳せているかのように聴き入った。
サザンオールスターズ©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018 画像 2/6