2018.08.10 公開
松任谷由実(©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018) 画像 3/4
「ここでみなさんに報告があります!今日の午前11時の時点で、ユーミングッズが完売しました!」世代の壁を超えての人気を思わせるエピソードに次いで「初めてのフェス!私フェスバージンだったの!この歳になって失うものがまだあるなんて〜!」と会場を笑わせつつ、平成最後の夏に滑り込んでフェス体験をできた喜びを語るユーミン。
MCを終えると、夏の夕暮れにピッタリな『夕涼み』、そして近年でも映画主題歌などとして愛される初期の名曲『ひこうき雲』を披露。会場中がスローナンバーに酔いしれたところで突然、ステージ左右の端までオレンジの火柱が上がり『真夏の夜の夢』へ。情熱に満ちた熱帯夜を演出したステージから、90年代にド派手なパフォーマンスを繰り広げてきた彼女ならではのパワーが伝わってくる。この曲のラストでは、広大なGRASS STAGEの後ろの方まで大きな歓声が響いていた。
「ビックリした?こんなの普通だよ」と笑顔でおどけるユーミン。ここで若手からベテランまで含めたバンドメンバーを紹介。夫でもある松任谷正隆が紹介されながら照れておどける場面では、ほっこりとした空気が流れた。
松任谷由実(©ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018) 画像 4/4
そんなステージの締めくくりとなったのは、これもドラマ主題歌やCMソングとしてもおなじみの『春よ、来い』。そして初期の傑作『卒業写真』。2世代、3世代で愛される名曲をじっくりと歌い上げると、拍手がいつまでも続く中、笑顔であちこちに手を振りながらユーミンはステージを後にした。
(取材/文: バッキー☆大坂)
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