超特急(写真:写真:米山三郎、深野輝美、冨田望) 画像 14/19
超特急というグループの既成概念を打ち破り、さらなる高みへ上らんとする意欲や挑戦心は、昨今の彼らのライブでも際立つ部分だ。
8日にリリースとなった15枚目のシングル「Jesus」も、8号車からメンバーコールが自然発生して、新曲とは思えない盛り上がりぶり。頭上に掌を掲げるヴィーナスポーズで飛び跳ねるメンバーに8号車も応えて、客席を揺らしまくる。
さらに、タクヤが「それじゃあ次の曲行ってみよう!」と繋げた「超越マイウェイ」も本日が初披露。レトロな楽曲自体には一種の“ダサさ”もありつつ、腹の底まで響くビートとファルセットも交えたタカシのテクニカルな歌唱、そしてメリハリの利いた動きと大人びた表情で、超ド級にクールなムードを醸し出しているのは驚きだ。続く「up to you」でも夏らしい爽快な曲調に、“何気ない日常を過ごせることの幸せ”というメッセージが切なさを醸して、「この1分1秒を楽しんでいきましょう。
僕たち超特急も先に進んでいきます。応援してください!」というタカシの言葉を胸に沁み込ませる。これらダンサー陣の掛け声がふんだんに入った二つのカップリング曲もまた、6人で一丸となって突き進んでゆくのだという決意の表れに違いない。
そこにエネルギーを注ぐのは、もちろん8号車。特に8月8日は毎年“8号車の日”ということもあって、8号車の気合も満点だ。「最後の曲。「超えてアバンチュール」」とリョウガがタイトルコールすると凄まじい勢いでかけ声が湧き、ユーキは「おい、てめーら! まずは俺たちが手本を見せるから!」とヘドバンを超えたボディバンギングを指南。「まだまだ『“超”超フェス』は終わらない! みんなで叫ぼう!」というユースケのシャウトで始まったアンコールでも、「SAY NO」に「Burn!」と8号車の掛け声が曲の一部となるオーディエンス参加型ナンバーで一体となり、メンバーも二手に分かれてステージを駆け回る。