中でもタクヤがメンバーの腕で逆上がりしたり、リョウガが抱え上げられたリ、タカシが逆さまに吊るされたりといった捨て身のアクションは、超特急を初めて観る人々を惹きつけるのに十分の迫力だ。
「タイトルに“超”の字が一つ増えましたから、去年を超えますよ!」とリーダーのリョウガが意気込みを表せば、タクヤも「いろんな場所でやってる夏祭りを超えるライブにしたい」と宣言。そしてカイが「素晴らしいゲストの皆様と最高のライブにしていきたい」と加えたところで、1組目の“超”ゲストであるDAIGOに舞台をバトンタッチする。
自身がヴォーカルを務めるBREAKERZでは昨年ツーマンライブを行ったり、10周年記念アルバムの収録曲「恋のスーパーエクスプレス」でコラボするなど、超特急とは縁の深い彼。扇子を手に、いなせに傾いた和装でやぐらのてっぺんに現れ、疾走感いっぱいの「無限∞REBIRTH」で拳を突き上げると、呼応するように客席のペンライトが振り上がる。
さらに超特急メンバーの自己紹介を真似て、「10号車代表イメージカラーはゴールド、DAIGOです!」と口上すれば場内は大喝采。また、7月に発表したソロデビュー15周年記念の両A面シングル「今夜、ノスタルジアで」と「真夏の残響」を涼やかに届けたかと思いきや、「どうしても一緒に歌いたい曲がある」と自身が歌うランドセルのCMソングを大合唱させる緩急激しすぎなパフォーマンスも侮れない。
DAIGO(写真:写真:米山三郎、深野輝美、冨田望) 画像 3/19
そして「超特急の曲は大好きでリハでもやったりする」というMCから、「聞きたい!」と湧き起こった声に応えて、なんとドラマの主題歌だった「Beautiful Chaser」をカバー! 重厚な生バンドサウンドと抜けの良い熱いヴォ―カルで客席を揺らすと、ラストの「恋のスーパーエクスプレス」では「Beautiful Chaser」の衣装に着替えた超特急の6人も登場して、曲中に“超特急!”と合いの手を入れる。間奏では電車ごっこでDAIGOと連結し、ラストは全員で集まって“うぃっしゅ!”ポーズ。「今日は本当にCRO。超特急、6周年、おめでとう!」とDAI語でCDデビュー6周年の祝福を贈って、ミュージシャン&タレントとしてのマルチな才能を発揮してくれた。
DAIGO(写真:写真:米山三郎、深野輝美、冨田望) 画像 4/19