2018.07.21 公開
今年デビュー20周年を迎えた椎名林檎。トリビュートアルバムの発売、サブスクリプション配信サービスの解禁、そして今秋の「椎名林檎 (生)林檎博'18 -不惑の余裕-」の開催決定と、アニバーサリーを彩るトピックが目白押しである。
その彼女が、今年3月2日から5月27日にかけて行った全国ホールツアーが「椎名林檎と彼奴等の居る真空地帯(AIRPOCKET)だ。
全国17カ所23公演でのべ55,000人を魅了し、大盛況のうちに幕を閉じたこのツアーから、WOWOWでは5月17日、東京・NHKホール公演の模様を7月29日(日)夜8:00より独占放送する。
そもそも今回のツアー、当初は『椎名林檎のひょっとしてレコ発2018』という、やや脱力気味のタイトルが掲げられていた。だがそこにはある秘密が隠されていた。
本編冒頭、スクリーンに映し出されたカウントダウンの数字がその時を告げて、CGで描かれたスペースシャトルが発射されると、彼奴等(=スペシャルバンド“MANGARAMA”)を従えた椎名が「人生は思い通り」を歌い始める。
すると宇宙を泳ぐシャトルから、昨年末にリリースされた最新セルフカバーアルバム『逆輸入 〜航空局〜』のパッケージが放出される。意表を突く映像と弾むような歌声に酔いしれている観客へ、彼女がこう呼び掛ける。
「いらっしゃいませ。“ひょっとしてレコード発射2018”へようこそ」。
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