演奏は、一気に開放的な表情へ。飛び出したのが、HEROの『ソプラノ』だ。でも、このメンツだもの、オリジナルのような爽やかな色に染まるわけがない。どこか豪快でノイジックな表情を携えた荒々しい演奏と低音の響く歌声を重ね合わせ、重量感を持った『ソプラノ』として染め上げたのも新鮮だった。むしろ、原曲を活かしたうえで一番Project.Revive-リヴァイヴ-色に染め上げたのが、この曲だったのかも知れない。
Project.Revive-リヴァイヴ-(Photos by Anastasia) 画像 33/37
飛び出したのが、MEJIBRAYの『サバト』だ。この会場を一気に暗黒の魔境へと塗り上げるように、ノイジックでラウドな音が場内中で暴れ出した。サビで胸をつかむ切ない歌を響かせ心をグッと沸き立てながらも、終始荒れ狂う演奏をほとばしらせ、Project.Revive-リヴァイヴ-は熱狂のサバトを執り行っていった。
最後にProject.Revive-リヴァイヴ-が届けたのが、SCREWの『S=r&b』。「紫に染まってくれー」の真緒の声と同時に飛び出した豪快な演奏に触発され、フロアー中から拳振り上げた絶叫が沸き上がる。
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キリキリと突き刺すスリリングで豪圧な演奏が身体を貫きだす。とはいえ、緩急効かせた楽曲のように、時に攻めながら、時にはメロウな歌を響かせてと、1曲の中で次々と表情を変えてゆく様も、この曲の魅力。共に歌を交わす姿から最後の熱狂一体化した様まで、イベントの最後をシメるに相応しい暴れゆく風景を描きだし、Project.Revive-リヴァイヴ-のライブと今宵のイベントは幕を閉じていった。
この日で、Project.Revive-リヴァイヴ-は一度活動を停止する。次、何時動き出すのか、その日が来るのを心待ちにしていようか。
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