唖然とするオーディエンス達だったが、Jean-Ken Johnnyの「元気ニシテルカ人間ノ野郎ドモ!」というシャウトに我に返り、やっと会場はいつもの調子を取り戻した。その後もニューアルバムから新曲を次々と披露していった狼たち。コンセプトライブ1部のラストを飾ったのは、Winding Road。こちらでは、事前にMAN WITH A MISSIONオフィシャルから追い求めている夢や目標をTwitterで公募。投稿されたメッセージがグラフィックにより彼らを包みやがて昇華されていくという感動的なインタラクティブ演出で第一部を終えた。
MAN WITH A MISSION(Photos by Daisuke Sakai FYD Inc.) 画像 7/8
MAN WITH A MISSION(Photos by Daisuke Sakai FYD Inc.) 画像 8/8
コンセプチュアルな第一部を終え、紗幕が落ちるとまた歓声が湧く。現実世界に狼が帰ってきたと言ったところだろうか。ここからは本来のMAN WITH A MISSIONの独壇場。レーザーメインの照明でdatabaseのイントロで会場の空気が一気に熱くなる。ライブ初披露となった2045から、お馴染みRaise your flagの頃になるとダイブが発生するなどボルテージは最高潮、皆ここがテレビ局だということも忘れてしまっていたようだ。40分に渡る圧巻の第二部を終えた。
コンセプトライブということもあり、フルセットのライブよりは短めの編成の1時間。物足りないファンから恒例の「焼肉コール」が巻き起こり、狼達がオーディエンスの前に戻ってくる。今年は11月開催の甲子園球場でのワンマンライブはじめ、今年はツアーが盛りだくさんである旨告げるとFreak It!でオーディエンス達の腹を満たし「オオカミタチニ会イニカカッテキナサイ!」とステージを後にした。
異空間での圧巻のコンセプトライブ。感動的な演出によるこの1日限りのクリエイションは、選ばれし者達の心で続けずっと輝き続けることだろう。
SOUND & VISION X Presents
