2018.06.09 公開
「好きな映画だけど、特にはないです。純粋に衝撃的で、みんなの知ってるシーンがあるのがいいなって」
——そこに『ブレードランナー』的要素を加えてくるところがHYDEさんらしいですよね。
「あれが僕の想い描いているライヴのイメージなんです。なくてももちろん大丈夫なんだけど、一応、あの匂いを入れておいたほうがHYDEの今後の展開がわかりやすいかなと思って」
——でも先に映像のアイデアありきとは思えないくらい、楽曲にハマっていました。ラストシーンは“これまでのHYDEを壊して新たなHYDEが取って代わる”“ソロとして生まれ変わる”という意志の暗喩とも解釈できそうです。
「結果、そうなったよね。最初はそんなつもりもなくて、単純に映像のアイデアとして思いついただけで。でも後から“これってそういう意味にも取れるな”とは自分でも思ったけど。だって最初はむしろこの役を誰がやったら面白いかってところから考えてたくらいだから。でも俳優さんにお願いするより、自分がやればお金もかからないし……ってここ、笑うところだよ?(笑)」
——笑いません(笑)。
「ははははは! で、自分がやればストーリー的にも新しい自分が始まるっていう意味にもなるし、ちょうどいいなって」
——ちょっと作品から逸れるのですが、タイトルの「WHO'S GONNA SAVE US」を直訳すれば“誰が私たちを救ってくれるのか?”となりますよね。HYDEさん自身は“救い”について何か思うところはありますか。
8ページ(全16ページ中)
