2016.04.28 公開
photo:土居政則
ちなみにクラプトン御大は70歳でワールドツアーの引退を宣言していますから、これが最後の日本公演では?なんて言われています。(現在71歳)
さて、この日も初日と同じ、アディダスの3本ラインジャージを履いてご登場。トップスはおそらくシャツでしたが、どことなくリラックスした雰囲気が漂っていました。
セットリスト全17曲中、半分くらいがカバー。年々そうなっていますが、今回思いっきりブルーズモードです。
J.J.Caleの『Somebody’s Knockin’ on My Door』でスタートし、前半はエレキギターで聴かせます。情感たっぷりのギター、味わいが増しながらも衰えぬ歌声にグイグイ引き込まれました。グルーヴが最高。
前半の個人的ハイライトは、Bob Marleyの『I Shot the Sheriff』で、クラプトンのギターソロからバンドがグワーッと盛り上がっていくところ。気持ちが一気にノって本当に気持ちよかった!
中盤、『Circus Left Town』からアコギに持ち替え、イントロを弾き出したところから会場の空気が変わりました。しっとりと湿ったムード。このイントロ、いつ聴いても切なくて胸が締め付けられます。
曲によってはバンドメンバーにボーカルをバトンタッチし、自身は一歩引いてギタリストに徹するという場面もあり、職人の顔も覗きました。
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